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2009年12月 8日 (火)

安井城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市安井にあって、安井集落の最北側、由良川に向いて西側に突き出した尾根上に位置している。由良川は日本海側と丹波側を結ぶ上での、水運の道として古来より使用されており、その通行利権絡みによるものなのか、水上を監視する砦跡なら無数に点在している様にも見受けられる、この山城も規模からすると、ほぼそれに近い城跡とは思われるが、城史に関しては全く不明である。

城跡へ京阪神側から向うには、国道9号を利用して牧城跡の望める「牧」交差点を右折して国道175号へ針路変更、その後はルート図通りに赤線を辿れば、自ずと直登取り付き口付近にある石碑までは到達出来る。概念図に示した石碑直ぐ近くには、県道55号沿いに小型車なら一台分の路駐スペースがあるので、車はそこに停めれば迷惑はかからないものと思われる。取り付き口は画像に示した様にガレージ背後の竹薮地からで、そのまま上り切れば5分とかからず城跡へ辿り着ける筈である。

1route 登城ルート

4 進入口

3y 城跡概念図

8_nisi_yagura 西端櫓土塁壇見所

10naka_kaku_1 主郭側

12_shukaku 主郭内

16_higasi_kaku 山上郭東側

20_horikiri_yori_higasikaku_1 東端堀切見所

21_horikiri_1 堀切側面

現状(10月)城跡の尾根上は、移動し易く見て回りやすい比較的良い状態にあるが、山上尾根は東西100mに渡って連続する、ほぼ単郭構造で成立する城跡でもあり、複雑な技巧を含んだ遺構も見当たらないので、見学する分においては非常に味気なく感じられる。目に留まった遺構は、郭跡を除けば櫓台とも思える西端の土塁壇、東端に備わる尾根を断つ堀切が挙げられる程度でもあり、山城としての醍醐味も見応えも、本音を語れば余り感じられないものである。ただ個人的には、この二箇所に存在する遺構、及び風化に任せたままではあるが、恐らく当時のままの状態で現存していると思える、史跡としての城跡に値打ちを感じるのである。

尚、ルート図には記したが、この城跡の真北側にある通信施設の建つ丘陵先端部も一応筈巻(ハズマキ)城として伝わっている。地元の方はこの城跡(砦跡)に関しては全くご存知ではなく、現状では城跡の所在地あるいは呼称の確認すら得る事が出来なかったが、山上は踏み入る事の出来ないほどの矢竹密生藪地でもあり、通信施設の周囲もジャングル化しているので、平坦地すら眼にする事が出来ない状態にある。自ずと地表が満足に見られない事もあって、郭跡すら確認出来なかったのだが、あったとしてもこれだけの施設が建っているのであれば、遺構はほとんど消滅したとも見受けられた。尾根上は東へ延々と削平地が連続するが、ここは「かつて戦時中においては芋畑であった」と言った回答回答は得られた、、が、それ以前は?となると、、、、? 取り合えず筈巻城は推定地ということにしたが、個人的には確認の為の再訪は、まず無いものとは感じられた。

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