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2009年11月20日 (金)

西浦城跡(神戸市北区)

城跡は神戸市北区大沢町日西原にあって、神戸市内にあっても三田市に近い北端の山間部に位置する「城山」の地名を持つ丘陵上にある。当時は高井氏の居城が唯一伝わっているが、詳細は不明

城跡へ向うには、高速道路も色んな選択肢が考えられる事から、ここでは割愛させて頂くが、既にリポート掲載を終えた上津茶臼山城を起点とすれば分かり易いだろう。吉川あるいは滝野社に繋がる県道17号を走り現地に向えば、ルート図に示す様に県道沿いにある、城山バス停、あるいは現状看板だけではあるが、ドライブイン城山」を目印として目指せばよい。現地に到着すれば城跡進入口は図中にある東西二箇所考えられるが、車を停めて5分内で城域に入れるのは、西側の県道の歩道沿いからで、ここは全て竹林地となっているが、二の丸とも見受けられる広い空間に真っ先に到達可能でもある。東側から進入する方が、造成された道もあるので少し楽ではあるが、若干遠回りにはなるだろう。

1route 登城ルート

6_tozanguti 直登進入口

3ni 城跡概念図

この城跡はニュータウン建設による宅地化によって、比較的遺構残存度の低い城跡の多い、三田市に近い地域にありながらも、城域の一部を除いてはほぼ縄張りは当時ままとも見受けられる状態が自然保持されており、訪問結果としては極めて遺構残存度の高い城跡と見受けられた。しかし現状(11月)城跡は、竹林化あるいは藪化が相当深刻化しており、非常に見学し難い状況となっているので、生い茂る竹林を苦ともしない、あるいは竹林の隙間からでも遺構の判別、想像がある程度可能とも思える、城跡に興味を持たれた山城ファンの方にのみ、ここでは訪問をお薦めしたいと思う。

先に触れた様に、一部の地域だけは重機が入って資材置場として相当造成地形改変された形跡が窺えるが、取り合えず歩き回って独自で判別確認出来た遺構は概念図に示した。見所は西直登進入地点から最初に覗く事の出来る、便宜上の二の丸から東側にかけての重なり合う段郭群で、これらは生い茂る竹林地にありながらも、画像に示した様に直立に近い切岸、ほぼフラットに近い削平地の状態が未だ自然保持されており、非常に目を楽しませてくれている。他では枯れ池なのか空堀(武者隠し)なのか、凹状の判別し難い地形も主郭南側に見て取れたが、これらは見学者の想像に委ねたい。

7_2maru_110_2maru_dan 二の丸内見所

10_2maru_dan_2 郭切岸

27_dankaku_heki_2 27_dankaku_heki_1 南段郭群切岸見所

18_shukaku 山上主郭の現状

結果的には、城跡の形態が低山の一山から形成される縄張りである為に、見応えのある堀切などは目に留まらなかったが、一山全体がほぼ郭跡として占められた、比較的規模の大きい城跡なので、非常に見応えを感じる事は出来た。藪漕ぎ移動までには至ってはいないが、ほぼそれに近い山上郭群までも草木に覆われる現状、歩き回れば規模も体感出来るし、縄張りも何とか掴めるとは思われるが、この現況リポートによって、城跡に少しでも足を向けて頂ければ、少なからずとも紹介した値打ちはあったものと感じられる。

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