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2009年11月 7日 (土)

妙楽寺城跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市青山町妙楽地にあって、妙楽地集落の川を隔てた、南側の標高300m(比高90m)の山頂に位置しており、天正伊賀の乱における際の陣城あるいは詰城の様相を呈している。現状、城跡に関しての記述も皆無に等しい事から、その機能に関しては見学者の想像に委ねられる様な気はする。

この城跡は何時も貴重な城跡情報をブログに提供して頂いている、S氏より紹介されたものであるが、存在は既に認識していたものの、所在地が全く分からず(現地では確認出来なかった)今まで訪問を見合わせていた経緯があったが、以前寄せられたコメントの中で、城跡に関しての所在地が記載してあった事からも目星が付けやすく、今回は近くにある藪内氏城あるいは甚二郎城と併せた訪問を計画して臨む事になった。(S氏に感謝、、)

1route 登城ルート

5 城跡進入路

3_1 城跡概念図 

城跡へは、既にリポート掲載を終えた松田城を起点にすれば分かり易いが、松田城からは真南に位置しているので確認はし易いだろう、妙楽地集落に入る為には「新妙楽地橋」を通過する事になるが、ルート図に示した様に、製材所の南西数十m手前から入山口に向う小道があるので、それを利用すれば自ずと山の中腹までは山道で上れる状況にある。道が途絶えれば途中からは直登(藪漕ぎは無い)となるが、そのままだらだら続く斜面を上り続ければ、山上までは20分内で到達出来る筈である。

11_shukaku_heki 山上主郭の外壁(切岸)

12_nisi_obi 帯郭

16_shukaku_dorui_1 17_dorui 主郭の低土塁

24_koguti_1 東虎口

25_minami_karabori_1 南空堀

現状(10月)城跡は、植林地となっているので木々も少なく、ほぼ単郭で形成される城跡は見通しも利き、全体像が窺える為に良い状態にあると言っても良いとは思われるが、地表は全て低い笹で覆い尽くされているので、細部に渡る地形の変化を読み取る事は非常に困難な状況にある。もちろん最初から縄張り妙味に期待する山城ではないので、そこまで拘る必要はないとは思われるが、、、 城跡の形態は自作概念図を見て頂ければお分かりの様に、遺構として判別出来るものは空堀、虎口跡、周囲を巡る低い土塁(分厚い)と少なく、見応えには少し欠けるかもしれない、規模も山上郭群の全長は60m前後であり、単郭である事も相俟って、当然山城としての醍醐味を感じるまでには至ってはいない。しかしこの小振りな城跡も、全体像が窺える状態にある事からも、当時の山城がそのままタイムスリップして現在に至った様にも感じられて、自ずと当時に思いを馳せる事は容易いものとも思われる。5世紀を経ても尚、この状態が拝めるのであれば、自ずと史跡価値は相当高いものとも見受けられたが、、、、。

尚、ルート図には示したが、この城跡の西麓に位置する藪内氏城のリポートは次で掲載の予定

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