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2009年11月13日 (金)

八瀬御蔭山城跡(京都市左京区)

城跡は京都市左京区上高野東山にあって、叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅の真南側、高野川に向って迫り出した尾根上最高所に位置しており、西側山麓には「御蔭神社」が建立されている。岩倉地区の小倉山に本拠を構える山本氏と同様に、在地士豪の一人でもある佐竹氏の本城と伝わっているが、詳細は不明。

城跡へは京都市内である事からも、車で訪れる場合は駐車には非常に気を使わなければならないが、本来なら叡山電鉄の終点地でもある「八瀬比叡山口」駅あるいは一つ手前の「三宅八幡」駅を利用して歩いて目印となる御蔭神社まで向っても、そんなに時間はかからないとは思える。ここでは個人的に車で移動(赤線ルート)したルートを紹介させて頂いたが、このルートは京都らしく非常に道幅は狭く、住宅は密集しているので車の路駐場所には相当気を使う事になる。当然お薦め出来るルートとは言えないので参考程度にして頂きたいが、住宅地東端の車は行き止まりとなっている付近には住宅造成地があった事、あるいは早朝でもあった事から、自己責任において敢えて付近に車は停めさせてもらった。住民に迷惑のかかる路駐を奨励するつもりは決してないので、ここでは駅付近に駐車場を借りて、そこから歩いて現地に向われる事をお薦めしたい。

Mikage_2 登城ルート

4 進入路

Mikage_1 城跡概念図

11_2jyuu_tatehori 12_tatehori二重 縦堀あるいは虎口見所

15_kitakaku_1 北郭

19_horikiri_heki_1 山上郭堀切壁見所

21_dobasi 堀切土橋見所

御蔭神社に到着すれば脇にある山道を利用して東背後にある広大な削平地を通過、更に概念図に示した縦土塁の付随する二重縦堀地形(一方は虎口への進入道かも?)まで向かい、それを上れば直ぐに最初の郭跡が迎えてくれる筈である(神社より10分内)。尚、城跡遺構としては断定出来るまでに至らなかったが、更に比高100mを登山道を利用してそのまま東山上中腹まで上れば、画像は載せたが、緩い斜面の規模の大きい削平地及び凄い空堀地形を眼にする事が出来る。これは削平地に沿って直線的に縦に深く掘削されたもの(70m近い)であり、分厚い土塁が付随している事からも相当な見応えを感じる事が出来た(空堀以外で機能としての想像が付き難い)。

これを当時の遺構とするか否かは当然見学者の判断に委ねられるが、本来の山上郭が物見あるいは狼煙台規模で非常に見劣りのする山城であっただけに、個人的には城跡遺構とすればこれが一番目を引いたものになった。恐らくこの城跡の縄張りとしては、この地点までは過去においては調査はされていないものとも思われた事から、判断は難しいが載せた画像を見て気になった方、あるいは時間にゆとりを持って訪問出来る山城ファンにのみ、お薦めしたいところではある。尚、肝心の山上郭は先に触れた様に物見程度、北側斜面の城中最大規模である郭跡も小規模、見所は東尾根を絶つ堀切、前述の虎口かもしれない二重縦堀のみでもあり、個人的には余り見応えを感じるまでには至れなかったのが本音ではある。ただこの城跡を神社周辺の広大な削平地を中枢としたものとすれば、非常にユニークな形態の城跡であるとだけは目に映ったが、、、

3mikageyama_2 推定城域

29_higasi_sanjyou_kaku_2 東山上尾根

30_dai_karabori 30_dai_karabori_3 大空堀

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