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2009年11月30日 (月)

西ノ上城跡(京都府福知山市)

城跡は福知山市三和町草山にあって、県道59号沿いにある天満神社より北側に数100m移動した道路に迫り出した尾根先端部に位置しており、三和町パンフの中では「ニシンジョ城」とも記載されている。立地環境から考えれば、同じ三和町にあってダマ城を本拠としたと考えられる細見氏の出城とも推察出来るが、歴史に語られるほどの城跡ではない為に詳細は不明。

城跡へは国道9号から現地を目指した場合、「芦渕」交差点より県道59号へ西に針路変更、目印となる天満神社あるいは概念図にある「草山」バス停を目指せば分かりやすい。バス停付近には充分路肩に空きスペースもあるので、そこから城跡を目指しても主郭までは10分程度で辿り着ける筈である。ただこの城跡は遺構は完存であると聞いていたので非常に期待して赴いたのだが、現状見る限り山上は荒れ放題となっており、更に雑木に覆われて移動も困難、地表が露見している箇所も僅かであり一息付ける場所もないのが現実である。それでも郭に備わる土塁、堀切は確認可能でもあり、何とか面目は保たれているが、縦堀などの遺構はあったとしても視認は困難、小規模な城跡である為に縄張りを把握するまで漕ぎ着ければ良しとするしかないようにも思われた。遺構の完存は充分うなずけたが、この状態では雑木藪の見学に訪れた様なものでもあり、確認し辛い残存遺構あるいは際立った遺構が目に留まらなかった事をを考えれば、三和町における細見氏の城塞群に興味のある方以外では余りお薦め出来ないのが本音かも知れない。

1route 登城ルート

N_13 南より遠望

4_tozanguti 直登取り付き地点

3ni 城跡概念図

6_dankaku_heki 東段郭群の切岸

7_shukaku_genjyou 主郭の現状

9_horikiri 堀切

今回の山城巡りでは既に訪問を終えた本郷城は別として、同日訪問で三和町パンフに記載されてあった小見山城(辻野屋敷)、ダマ城、殿屋敷城、そして今回の西ノ上(ニシンジョ城)城跡と細見氏の城塞群はほぼ踏破した計算にはなったが、何れも小規模な城跡が多く、丹波在地豪族の一人でもあった細見氏の勢力も、城跡巡りをしていればある程度窺えそうにも思われるのである。細見氏の菩提寺が本郷城のある松隣寺にある事からも、この地が細見氏最後の地あるいは最後の拠点なのかも知れないが、細見氏が小さな勢力で最後まで巨大勢力でもある明智軍と渡り合った事を思えば、勇猛かつ硬骨な武将であった事は事実とも思えるのである。

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