« 野間中城跡(大阪府豊能郡) | トップページ | 新保山城(福井県小浜市) »

2009年10月10日 (土)

竹長城跡(福井県小浜市)

この山城は今回の新保山城をメインとした山城巡りにはチョイスしていなかったのだが、新保山城へ向う際の道路脇の案内板を覗いた結果、ここから直ぐ近くにこの城跡がある事が判明し、急遽予定を変更(加茂城を訪問する予定)して立ち寄ったものである。よって城史などの詳細は知る術もないが、案内マップに記されている以上は、当然小浜市においては既に発掘調査は成されているものと考えられる。詳細が知りたい方は市の教育委員会を訪ねれば良いのかも知れないが、、

城跡へは国道27号を走り「平野」で219号へ針路変更、そのまま北上3km程度走れば左手道路沿いに周辺の史跡を記した「案内マップ」が目に留まる筈である。ここから直ぐ先には郵便局もあり、そこから道路北西側(左手側)に望める丘陵尾根が城跡にあたる。登城ルートは概念図を参考にして頂ければよいが、三ルート(A、B、C)の何れも急斜面の直登ルートであり、時期的(九月)にも多少の藪漕ぎは覚悟しなければならないだろう。一番まだ上りやすいと感じられたのはCルートであり個人的には下山ルートとなった。便宜上の東出郭へはどこから取り付いても迷わず上れるとは思われるので、敢えてこの三ルートを選択しなくても良いかも分からないが、、(思ったより急峻な地形に阻まれAルートの直登では20分以上は要した)。

1route_2 登城ルート

2_1 現地史跡案内板

4_1_2 城跡遠望

6_gezanguti_1 Cルート直登口

3t 城跡概念図

城跡の形態としては、道路沿いに面した東出郭から西尾根上にかけて郭は直線的に展開されており、郭間に大して高低差があるわけでもなく、尾根筋に沿って狭小段郭群あるいは削平地が主郭まで繋がっているものである。地理的条件から考えても当然新保山城の出城あるいは砦機能は窺えるが、規模からすれば砦の域は出ている様には感じられた。見応えのある遺構を探すには苦労させられるが、なかった!と言うのが本音かも知れない。

10_tatebori 縦堀地形

23_higasi_demaru_karabori 東出郭空堀跡

22_toutan_kaku 尾根上の削平地

14_higasi_dankaku_gun_1 段郭群

17_shukaku_1 山上主郭

山城として醍醐味を感じられるのは切岸などにおける高低差であり、堀切などの様なインパクトのある地形、あるいは地形(山容)をも取り込んだ縄張りプランなのであるが、その何れも満たしていないのが城跡の現状でもある。個人的には予期せぬ城跡に巡り合えたので喜びの方が大きいのだが、これから訪ねられる方には決して遺構の見応えは期待しないで赴いて頂きたいと思うのである。山城としての醍醐味、魅力には少々欠けるが、決して戦国期を物語る史跡としての価値が下がるものではないので、山城としての風情を味わう程度の訪問なら、充分納得の行く見学が出来るのではないだろうか。尚、対岸に位置する加茂城は、これから向う新保山城への登山を考えて断念したが、取り合えずルート図に位置は示したので参考までに、、、この城跡以上に、上るには相当手強い山城(険峻)の様には感じられる。

« 野間中城跡(大阪府豊能郡) | トップページ | 新保山城(福井県小浜市) »

若狭地方の山城跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 竹長城跡(福井県小浜市):

« 野間中城跡(大阪府豊能郡) | トップページ | 新保山城(福井県小浜市) »

無料ブログはココログ