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2009年9月13日 (日)

但馬上野城跡(兵庫県養父市)

城跡は養父市養父町上野にあって、既にリポート掲載を終えた軽部城跡からみれば、ほぼ真南側に聳える山の山頂(標高240m)に位置している。城史に関しての詳細は不明

城跡へは国道9号からも直ぐ望める位置にある軽部城跡を起点にすれば分かり易いが、ルート図の如く願照寺の集合墓地付近から尾根に向いて直登するルートと、図中では下山ルートとしたが資材置場からの逆を上るルートが考えられる。どちらを選択しても植林地なので藪漕ぎは皆無であるが、この激斜面を登り切る事は非常にハードでもあり、体力は相当消耗させられるので覚悟は必要かも。取り付き地点の分かり易さから言えば後者がお薦めルートかも知れないが、こちらは画像に示した場所(切岸が道路からでも見える)より上れば直ぐにでも居館跡とも呼べそうな広いフラットな空間に到達可能となっている。もちろんここから更に山上を目指して上らなければならないが、休まず上れば約20分で主郭に到達出来るとは思われる。

Ueno_1 登城ルート

Ueno_4 直登進入口

Ueno_3 城跡概念図

26_yasiki_1 25_yasiki 居館跡にも窺える北出郭

15_horikiri2 堀切

23_kita_one_kaku 北尾根削平地

18_shukaku_1 フラットな主郭

20_shukaku_minami_heki 主郭南側切岸

22_obi 東帯郭

現状(八月)城跡は、この時期でも木々が比較的少なく見通しが利くほどの状態でもあり、山上における遺構は全て判別可能となっている、ただ相当地表風化が激しい為に、堀切(空堀)などは細部に渡って地形の変化をじっくり見て取る必要はあるだろう。反面規模の大きい主郭は画像で確認して頂ければお分かりの様に、ほぼフラットな状態が現在でもキープされており、見通しが利くことからも広さも充分視認によって確認出来る良い状態にある。概念図に示したものが遺構として個人的に判別出来たものであるが、郭間に高低差が余り無い事、あるいは堀切も随分埋もれている事からも、山城としての醍醐味や見応えには少し欠ける様な気はした。城跡全体を評価すれば、縄張り変化にも富んでおらずかなり大味な城跡と言えるのかも、、。

山上郭群における現存遺構及び山上に到達するまでの直登の辛さを考えれば、興味を持たれた山城ファンにはお薦め出来ても、一般の城跡ファン(史跡見学者)までには余りお薦め出来ないのが現実でもある。個人的には5世紀以上に渡って現在に至るまでの遺跡は、古墳と山城だけだと言っても過言とは思えず、何時もの事ではあるが、状態の良い郭跡を目の当たりにすれば、ただそれだけで単純に感動を覚えてしまうのである。

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