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2009年9月 2日 (水)

清水山城跡(滋賀県高島市)

城跡は滋賀県高島市新旭町安井川にあって標高210mの山上に主郭が設けられており、現在国指定史跡に認定されている。(城史に関しては現地案内板をクリック)

城跡へは先にリポート掲載を終えた打下城跡を起点にすれば分かり易いが、国道161号は大溝城跡をかすめながら北上、JR[新旭」駅近くに来れば「北畑」交差点は左折、後はそのまま直進してルート図の如く大荒比古神社を目指せばよい。もちろんこの大荒比古神社付近も当時の居館跡地(井ノ口館)でもあり、現在でも分厚い土塁や深く掘削された空堀を窺う事が出来る。これから訪問する本命の清水山城は図中に赤線で記したが、狭い道路を更に山に向いて上らなくてはならず、道標も設置されていない事からもすんなりと登山口までは到達し難い。大荒比古神社からみれば東側の住宅地の途切れる辺りに、路駐可能なスペースがあったので車はそこに停めたが、国指定史跡であるからには駐車場の完備は是非お願いしたい処ではある。車を停めた付近からはそのまま歩いて北上すれば、概念図に示した様に広大な清水山遺跡(居館跡)を見学しながら、登山遊歩道あるいは途中から尾根上の郭群も窺いながら山上郭までは迷わず辿り着く事が出来る。

1si_5_2 登城ルート

1z 中腹の案内板

2_1現地案内板

1si_7 現地案内縄張り図

9_yasiki_nai_1 屋敷跡地の空堀土塁見所

現状(一月)城跡は真冬である事、あるいは整備されている事もあって、一般の史跡見学者にとっては非常に見て回りやすい状態にあるが、自分を含めた見応えのある遺構を求める山城ファンにとっては、山上主郭以外は地表も荒れ放題の郭跡、あるいはシダや枯れたままの下草に覆い尽くされている郭跡や斜面も多く、案内板縄張り図に記載された全ての遺構が判別確認出来る訳ではないので、これから訪れる方は過度な期待は持たないほうが良いものと感じられた。結果的には城域が相当広い事もあって縄張り全域を見て回る事は叶わず、見逃した遺構も数多いものとなってしまったが、今回見て回れた範囲の中に限って判別出来た遺構群を概念図に示した。城跡の見所は高低差のある非常に鋭角な堀切に尽きると思われるが、連続する縦堀などは下に向いて落ち込む様の全体像が窺えるものであり、非常に醍醐味も見応えも感じられる。主郭から三方尾根上に広がる縄張りも変化にも富んだものであり、先々で眼にする遺構に期待感を持って回れる事を思えば、探索する楽しさも倍増しそうに思われる。尚、中腹に位置する清水山屋敷跡でも、仕切り用の大型土塁あるいは付随する大空堀を眼にする事が出来るので決して見逃さないように、、ただこちらは相当藪化が進行しているので全体像の確認はほぼ無理、登山道から木々の少なめの箇所を選び少し踏み入って確認するのが精一杯でもあり、当然屋敷跡内全域を歩き回る事は不可能な状況となっている。個人的には今回は多くの未踏地域を残し、見逃した遺構も多い事から今一満足感に浸ることが出来なかったが、必ず近いうちに再訪して全域を踏破してみたい城跡の一つになった。まだ未訪の方には是非お薦めの城跡という事にはなろうか。

1si_4_2

城跡概念図

19_shukaku_heki_2 主郭切岸

21_shukaku_nai 主郭内

26_shukaku_kita_tatebori 主郭北二連の縦堀見所

30_nanseikaku 南西の土塁を伴う郭

31_horikiri 南西大堀切1見所

34_nansei_daihorikiri_3 大堀切2見所

46_daihorikiri 北郭大堀切見所

48_une_tatebori 北連続縦堀見所

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