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2009年8月15日 (土)

土山城跡(滋賀県甲賀市)

城跡は滋賀県甲賀市土山町北土山にあって、集落に向いて延びた舌状の尾根先端に位置している。当時は土山氏の居城と伝わり信長の家臣でもある滝川一益に攻略されているが、現在の城跡に残る遺構は恐らく滝川氏によって改修されたものとも見受けられ、俗に豊系とも見て取れる特色を持つ分厚い土塁と虎口、あるいは付随する虎口前面の空堀がそれを雄弁に物語っている様にも思われた。個人的には先にリポート掲載を終えた玄蕃尾城とも相通じるものを感じたが、、、。 (城史の概略は現地案内板をクリック)

Tu1 登城ルート

Tojyoukuti_1_2 現地案内板

Tojyoukuti_2 登城口

城跡へは国道1号「土山町役場」の交差点を北上してルート図の如く進行すれば容易く付近までは辿り着けるが、集落道路沿いの土山城址碑と灯篭及び案内板のある箇所が登城口となっており、画像に示した様に民家の間の狭い道よりそのまま山道に進入すれば、5分もあれば南虎口の土塁までは到達出来るはずである。尚、駐車場に関しては付近の道路は狭く、個人的には民家空き地に許可を頂いて車は駐車したが、集会所付近にもスペースがあったかもしれない。もちろん確証はないが、少し距離をおいた場所を探せば駐車スペースは充分確保出来るものと思われる。

現状(二月)城跡は冬季あるいは植林地ともあって樹木も少なく、周辺の木々も枯れている事から見通しもある程度利き、非常に見て回りやすい状態にはある。お陰で縄張り内における遺構もほぼ判別確認出来る状況にあるが、土塁(土城)城とあってか長年の体積物あるいは風化によって土塁も郭内も随分変化しており、南出郭あるいは便宜上の二の丸などに窺えた土塁跡は、ほぼ高まりを感じる程度のものとなっている。特に主郭の北背後における堀切を絡めた複雑な地形は非常に曖昧でもあり、中々地形から遺構を推察するのは困難な状況でもある。見所は主郭南虎口から馬出し虎口を経て、南出郭虎口(枡形虎口あるいは馬出しか?)に至るまでの虎口を形成する土塁、それに付随する形の土橋及び空堀は真っ先に挙げられるが、主郭周囲を巡る土塁も見所であり、他縄張りを形成する土塁は全て見応えがあるもの(大型)であり、空堀を多用した縄張りプランは機能を想像しながら見学すると見飽きることがなく、より楽しく見て回れそうには感じられた。とりあえず概念図に示したものが判別出来た遺構あるいは目に留まった遺構になるが、ほぼ山上における縄張りの全域を見て回れた計算にはなる。ただ城跡の東側には広域に渡って段状の削平地が連続するが、築かれた時代背景までは知る術もなく、個人的には屋敷跡の様にも見受けられたが、まだ未訪の方の参考までに、、、。

3tu1 城跡概念図

12_daidorui 南土塁虎口見所

14horikiri_dobasi_1 南出郭虎口の空堀土橋見所

24_2maru_nai 二の丸内

26_umadasi_mae_hori 馬出し虎口前の空堀見所

32_shukaku_nai 主郭内

34_dorui_kado 主郭土塁見所

38_kitakaku_hori_dorui_1 主郭南側空堀

48_dorui_koguti 南西郭虎口土塁

城跡を一言で語れば土塁(土城)城の醍醐味はくまなく味わう事が出来、戦国ロマンに浸れる事請け合いの城跡と言うことになろうか、当然お薦めしたい城跡の一つでもあるが、比較的状態が良い事からも四季を問わず納得の行く見学が出来そうにも思えた。

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