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2009年7月18日 (土)

石田城(京都府与謝郡)

城跡は京都府与謝郡与謝野町弓木にあって、既にリポート掲載済でもある弓木城跡からみれば南西直線2kmの距離内にあり、ルート図の如く国道178号から石田橋を渡れば左手側に見える低山(丘陵)の尾根先端が城跡でもあり確認は容易い。(探せば小型車であれば路駐スペースは付近にある) 城跡へは県道2号より少し入った場所に、写真に示した登城道として今回利用する墓参道があるので、山上主郭までは迷わず辿り着く事が出来るはずである(墓地からは5分内)。城史に関しての詳細は不明であるが、弓木城(一色氏滅亡に至る最後の合戦地)と近い事からも弓木城主稲富氏の南を抑える支城あるいは出城の様にも窺われるが推察の域は出ない。

現状(六月)城跡は時期的にも当然草木は生え放題で自然任せの藪化進行中にあるが、一部の郭跡(北側)はそのまま集合墓地として転用されている事もあって、ある程度見通しの利く状態にはある。郭間の移動に難渋しない程度の状態であると思って頂ければよいのだが、見学した上での結論から先に述べれば、城跡は個人的予想を充分に上回る規模(全長200m以上)であり、直線的な尾根上を三箇所の大空堀(堀切)で分断する様は相当な見応えが感じられ、遺構のスケールの大きさには圧倒される事は請け合いの城跡と目には映った。

1route 登城ルート

4 進入墓参道

3isida 城跡概念図

7_kita_higasi_gedan_1 北東下段郭

8_higasi_gedan_dorui 北東郭土塁

11_kitakaku_dorui_dan_1 北郭土塁壇

12_kita_dai_karahori 北空堀見所

18_naka_daikarabori_1 中大空堀見所

19_naka_dorui_1 空堀内の土塁

25_shukaku_1 主郭の荒れた現状

26_minami_dai_karabori 南大空堀見所

形態としては直線的に郭を配しただけでもあり、シンプルな構造ともあって縄張り妙味には少し欠けるとは思われるが、前述の便宜上の主郭を挟む形で深く掘削された、二箇所の空堀は状態も比較的良く、幅も高さもあり、更に全体像が窺える事からも見学する分においては申し分のない遺構と感じられた。おまけに幅を伴う空堀上には土塁、あるいは土塁道とした高さのある土塁構築物まで窺う事が出来、機能を想像するだけでも楽しく見て回れそうに思えた。この二箇所の空堀見学だけで訪れたとしても、必ず満足感に浸れる事は間違いないと断言出来そうにも思われ、ほぼ無名に近い城跡ではあるが是非訪問をお薦めしたい物件の一つである。当然弓木城跡と比較対象すれば分かり易いと思われるが、史跡として整備の行き届いた弓木城跡からすれば、状態は比べるレベルには無いと言えるが、遺構の見応え、あるいは醍醐味に関しては同等か、又はそれ以上のものと目には映ったので、弓木城跡を訪問された際には、是非他では中々御目にかかれない凄い!二本の大空堀を見学して頂きたいと思うのが本音でもある。

尚、この無名に近いと思われた城跡は、弓木城を訪れた際の現地案内板には所在が記されてあった事からも、既に発掘調査は成されたものと解釈して良さそうにも思えたが、調査結果のリサーチにまでは及んでいないので悪しからず、、城史に興味を持たれた方は与謝野町役場で資料を取り寄せる事が可能かも知れない、、、?

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