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2009年7月29日 (水)

山崎天王山城跡(京都府長岡京市)

城跡は長岡京市大山崎町天王山にあって、JR「山崎」駅、あるいはほぼ隣接している阪急京都線「大山崎」駅のほぼ真北側に聳える天王山山頂に位置しており、古くは南北朝期より成立している山城でもあり、かつては山名氏、赤松氏などが居城とした事は一般的には余り知られておらず、秀吉が大阪城を築城するまで在城した事と、ここを舞台にした「天王山の合戦」は城跡ファンならずとも一般的にも知れ渡っており余りにも有名な史実。又、山頂には石垣を巡らせた天守を設けた事でも有名であり、現在でも石垣痕あるいは崩落石と共に荒い石積み跡が郭壁の随所に窺われる。別名天王山宝寺城あるいは山崎城

城跡へは名神「大山崎」ICが最寄の乗降口、国道171号よりほぼルート図の如くJR「山崎」駅を目指して進行すれば一番分かり易いとは思われるが、この周辺は山手に向う道路は非常に狭く、線路あるいは高架を横断する箇所も少ない為に、中々登山口となる観音寺(山崎聖天)までは辿り着くのが困難でもあり、これから初めて訪れる方は迷わずJR「山崎」駅の前を通過して東側の線路を越えて北進して向われる事をお薦めしたい。登山口は二箇所あるが今回は一番分かり易い山崎聖天からのスタートを選択した。個人的には平日の訪問でもあり路駐も充分可能であったが、探せば駐車場はあったのかも知れない。しかし土日祝日は予想が付かないほど付近は混みそう?とも思えるので、駅付近の有料駐車場を利用してそこから上られた方が良いかも分からない。山崎聖天稲荷神社傍からは山上主郭まで登山遊歩道を利用すれば酒解神社経由で迷う事無く辿り着く事は出来る。(道中の郭跡などの見学を含めれば主郭まで40分程度は必要)

Ya1 登城ルート

6_dai_tatebori_2 登山道中の大空堀地形?見所

10_isigaki_1 道中における郭壁石垣跡見所

17_dorui_karabori 土塁空堀地形

24_shukaku_nai_1 山上主郭

25_yaguradai_ato_1 櫓台跡見所

40_2maru_yori_yagura_haigo 櫓台背後

31_2maru_yori_shukaku 二の丸より主郭側

29_ido_ato 井戸跡

36_isigaki_ato_1 南郭群石垣跡見所

38_minami_dankaku_3 南段郭群

現状(二月)城跡は登山道から少しでも外れると、この時期でも雑木が密生している場所も多く、山上に展開される大規模な郭群は中腹の酒解神社(郭跡の転用か?)背後から既に始まっているもので、山上主郭まではほぼ全てが郭跡で占められているので郭境も分かり難く、中々全体像も掴み難く縄張りも非常に把握し辛い状態にある。多少整備された山上主郭付近を除けばほぼ全体に渡って雑木竹林地でもあるので、見通しも悪く自ずと歩き回っての遺構見学は余儀なくされる。とにかく城域も相当広く、見学移動出来る状態にある全体の縄張りの六割を歩き回って体感出来たなら良しとしなくてはならないだろう。遺構として確認出来る状態にあるのは山上全域を占める郭跡を除けば、主郭南竹林地側における郭壁随所に見え隠れする石垣跡、井戸跡、土塁跡、切岸跡、空堀地形などが挙げられるが、見所でもある石垣跡を除けばどれも地表風化が激しいものであり、見学者の想像に委ねられる部分が多いのも現実である。

個人的には二度目の訪問となったが、未だに縄張りの全体像が掴み難い山城の一つでもあり、状態は良いとは言えないが、山歩きも楽しめて遺構見学も間違いなく楽しめると断言出来そうにも思える城跡の一つである。

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コメント

長岡京市の資料館のパンフで見たのですが、
大山崎町の町境にある恵解山古墳がどうやら城として改造されているようです。
発掘結果でも不自然なくらいのかなりの盛土避けているようですし、現在の平面図を見たら、まんま中世の城郭のようにも見えます。

ちなみに、大山崎町と長岡京市は別々の街です。

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