樋口城跡(兵庫県豊岡市)
城跡は豊岡市庄境にあって鶴城跡からは東南直線3km内の距離にある、もちろん樋口氏の居城として良いものと思われるが、詳細は不明。ただ鶴城とは至近距離にある事からも、支城あるいは出城としての機能を担っていた可能性は非常に高いものと見受けられた。
城跡へは国道312号を利用すれば色んなルートが考えられるので、ここでは割愛させて頂くが、登城ルート図を参考にすれば現地近くまでは難なく辿り着く事が出来ると思われる。(探せば付近に路駐スペースあり) 山上主郭(比高100m)まで上るルートは偶然付近で出くわした城山を一部保有する方に教わる事が出来た上、更に上り口の案内までして頂いたが、写真に示した空き地の直立に近い鉄梯子(怖くて腰が引けそうになる)を上り、更に山上までは急斜面(激斜)を登り切らねばならず、個人的には余りお薦めする事が出来ないので、これから訪問される方はできるなら別ルートを探して上られた方が良いのではないかと思われる。ましてこれから先この空き地に住宅が建ってしまえば、当然この梯子を利用して上るのは不可能とも予想され、南西側(全て崖状地形の上、ネットが張り巡らされている)からの直登は避けた方が良いものと感じられた。地形から考えれば南側から遠回りに上れば何とかなりそうには思われたが、、、。
現状(六月)城跡はこの時期にしては状態も比較的まし(藪漕ぎは無い)であり、ある程度見通しも利く事から山上における遺構はほぼ判別確認可能な状態にある。郭跡を除けば明確に判別可能な三本の堀切、相当埋もれているが判別は可能な空堀跡、土塁、土塁土橋、連続する土塁壇(マウンド)といったところが、現状見て回れた範囲の中で地形から個人的に判断出来た遺構群でもある。砦規模の城跡なので縄張り妙味まで求める訳には行かないが、山城としての風情あるいは醍醐味は充分感じられる城跡と目には映った。状態も良い部類に入る事からも四季を問わず訪問が可能であるとは思われるが、安全面を重視すれば今回は自分でも納得の行く直登ルートが紹介出来なかったのが少し残念な処ではある。下山後には直登口を案内して頂いた城山所有者(歴史には詳しい)にお礼を述べた上で状況を報告したいと思い訪ねたが、自分の山がかつて戦国期において城跡であった事実を、自身が現地で描いた簡単な縄張り図を示して説明しても「今までそんな事は先祖から聞いた事も無ければ、他で耳にした事も無い」の一点張りで、とうとう最後まで信じてはもらえなかったのが非常に残念でもあり、改めて400年に渡って現在に至る「城跡の価値」を現実として知らされた思いでもある。尚、城山所有者は自分の事を山の風景写真を撮影しに訪れた者とどうやら勘違いされていた事も後の話で分かった。













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