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2009年7月24日 (金)

府中城跡(京都府宮津市)

この城跡は京都府宮津市府中にあって、日本三景のひとつでもある景勝「天橋立」の全景を眺める事の出来る、傘松公園展望所から北東側山上に繋がる成相寺に至るまでの尾根上に位置しており、中腹に位置する今熊野城跡を含めて山上郭群にまで跨る三城で形成された、規模も相当大きく城域の広い山城と聞いた。当時は丹後守護職の地位にあった一色氏の重臣延永氏の居城と伝わっているが、詳細は不明である。

城跡に訪れた上での結論から先に述べれば、今回の訪問(六月)では所在も位置も確認し、城跡直ぐ真近の道路上まで接近しながらも、周囲はまるで太古のジャングルが甦ったかの様相でもあり、とても足を踏み入れる事の出来ない密生雑木藪、あるいは切り立つ外壁に行く手を阻まれ、安全面も考えてついに踏破は断念するに至った。しかし冬季における訪城においては、多少の冬枯れを想定に置けば何とか踏破も可能ではないかとも思え、取り合えずまだ未訪でこれから訪問する用意のある方の為に、現況報告と共に登城ルート図を示した。

1futyuu 登城ルート

4 南西側より遠望

8_tenbousho 成相寺西側の展望所

7 展望所より今熊野城

F_22 寺院内の切岸地形

F_5 F_21 山門前の広い造成地

2a 山門の案内板より

F_11 城跡

城跡へは国道178号より元伊勢と呼ばれる有名な「籠神社」を目印にして向えば分かり易いが、個人的には途中(道標がある)から山上近くに建立されている成相寺を目指して車を走らせ、そこからルート図に示した様に尾根伝いに南下するルートを選択した。事前にこの城跡における城域の広さは地形図あるいは情報によりある程度把握していたので、南北に渡る尾根全体を踏破するに於いてはこれが最善でもあり、最短ルートと推察に及んだからでもある。逆に南側から上るのであれば、「籠神社」側から傘松公園に向いて山上までロープウェイが運行しており、そこから歩いて山上を目指すか、寺院まではピストン運行しているバスも利用出来るはずである。もちろん図に示した公園敷地から配水施設の建つ敷地までも当時の縄張りとしてまず間違いのない処とは思われるが、近世に於ける公園化事業による地形改変も相当窺われ、ほぼ見学者の想像に委ねられるものでもある。

規模の大きい寺院敷地内あるいは山門南側の広範囲に造成された地域も、当時の郭跡地の様にも見受けられたが、ほぼ当時の面影は残ってはおらず、城跡の佇まいはほとんど感じられない状態でもある。山門からバス運行道を利用して南に下れば今回訪問予定の府中今熊野城跡に到達する事が出来るが、前述の如く道路脇のどこから取り付こうにも切り立った崖状であり、唯一取り付き可能な箇所は凄まじい藪と化しているのが現実でもあり、夏季訪問は絶対に避けた方が無難と思える山城でもある。個人的には冬季に何とかリベンジしたい気持ちは強いが、未踏箇所の現状と遺構残存度なりを想像すれば、再訪までする価値があるかどうかは疑問と言わざるを得ないような気はするのである。

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