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2009年6月17日 (水)

大谷山崎城跡(兵庫県養父市)

城跡は養父市関宮町大谷にあって、大谷集落より国道及び八木川を隔てた南対岸の低山山上に位置している。養父市内の八鹿地区から関宮地区あるいは大屋地区にかけては数多くの山城(砦跡)が点在しており、当然その中の一つに含まれるであろうこの山城も、ほぼ無名に近い事からも城史に関しての詳細は全く不明であるが、山上には小規模ではあるが比較的良い状態のままの城跡遺構が残存しており、是非とは言わないが関宮地区の山城巡りの際には、リスペクトして頂きたい城跡としてリポート掲載に及んだ。

城跡へは先にリポート掲載に及んだ尾崎天王山城と同様に国道9号(山陰道)より向えばよい、国道を大谷集落まで走ればルート図の如く南側へ左折、渓流展望所でもあり駐車場となる休憩所は橋を渡って直ぐ左手にある。ここを拠点として登山開始となるが、後はほぼ概念図通りに西側山道にある獣避けフェンスを開閉して、数10m歩いた後に沢を渡り斜面に取り付けばよい、直登斜面は植林地でもあり藪漕ぎの必要は無いので意外に急斜面も苦にはならない、なるべく左手側へ少し斜行しながら直登すれば15分もあれば縦堀の備わる北郭群に辿り着く事が出来る。(主郭までは約20分) 参考までに下山ルートも示したが、フェンス開閉口が何箇所もある訳ではないので急斜面を下りる際には必ず概念図付近に下り立つ事が大事となる。尚、逆にこの場所から取り付いても尾根に沿って上れば山上主郭までは到達出来る。

3_1 登城ルート

5_inrijinjya_yori 城跡遠望

3 城跡概念図

14_gedan2_tatehori 北郭群縦堀見所

16_kita_gadan1_1 北郭下段

21_horikiri_1 堀切見所

23_horikiri_ato 埋もれた堀切跡

28_minami_horikiri 南堀切

25_shukaku_1 主郭内

現状(6月)城跡はこの時期にあっても藪化はしておらず、見学し易く比較的見て回りやすい状態にあり、縄張りを把握する事も遺構の判別確認をする事も容易に出来る状況でもある。城跡の見所は堀切(縦堀)群であり、風化によって埋もれた箇所も含めて合計5本の堀切を眼にすることが出来た。形態としては主郭を最高所として北側尾根上に郭がほぼ直線的に展開されるだけで、縄張り変化には富んでおらず小規模な事からも見応えがあるとは言い難いが、この状態の良さ、あるいは遺構残存度の高さを加味すれば、充分満足の行くレベルにある山城の様には感じられた。個人的にはこの城跡から西へ数分の距離にある尾崎天王山城とは同日訪問となったが、山城としての醍醐味は断然此方が勝っている様に思われた。

尚、この地区にはルート図1route_2 に示した様に、休憩所から東へ向いて直ぐの距離にタイコ山古墳の墳丘を利用して築かれた和土城があるが、興味のある方は寄っても無駄足にはならないとは思える。ただ発掘作業の結果をリサーチしていないので分からないが、遺構と呼べるものは堀切道(現状集合墓地への参拝道)だけの様にも見受けられた、現状を見る限りでは砦跡としての風情を感じる程度の城跡と思って頂ければ良いのかも、、。

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