« 上鉢山城跡(兵庫県豊岡市) | トップページ | 田矢伊予守城跡(三重県伊賀市) »

2009年6月 7日 (日)

下鉢山城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は豊岡市下鉢山にあって、先にリポート掲載済でもある上鉢山城からみれば真北側に単独で聳える低山の山上に位置している。現在山上には熊野神社が建立されており、神社への参拝道が西側の住宅地から通じているので、ルート図の如く進入口(鳥居が見える路地)さえ確認すれば迷わず山上までは辿り着く事が出来る。この城跡の真北側には三開山城、あるいは真南側に上鉢山城がある事からも、それらの支城あるいは出城とも見受けられるが、推察の域は出ず城史に関しても詳細は不明。

城跡の形態としては主郭と見受けられる社殿敷地から、南側には幅の狭い小郭を交えた南段郭群、北側は主郭帯郭下より規模の大きい郭跡(便宜上、中郭とする)、更にその北側には高低差を以って北郭櫓台とも呼べそうな土塁郭が見て取れる。

現状(五月)中郭から更に北側も密生する雑木竹薮地と化しており、その堆積物などによって地形の変化や細部における遺構の判別は非常に困難を極める状況にあり、概念図における様に北郭より以北及び以西の縄張り、あるいは郭形状などは全体像を視認する事も出来ず、推察を交えたものに終わってしまった。そのお陰で更に北側の尾根上も、西側における郭推定地も未踏に終わってしまったのが、今回の山城巡りの中では非常に残念な結果でもあり、唯一心残りともなってしまった。もちろん冬季訪問としても竹薮が冬枯れするとは思えず、伐採されるとも到底思われないので、南北尾根上の納得の行く探索縦断はこれから先もほぼ無理な話である様には感じられる。縄張りにおいても見応えのある遺構(堀切など)も見当たらず、城跡を確認し体感した程度で終わってしまったが、未踏地も含めれば山上尾根は起伏に富んではいないが、郭群で覆い尽くされている様にも窺われたので、決して砦規模では終わっていない城跡の様には感じられた。

個人的にはお薦めとまでは行かなくとも、ほぼ隣接する三開山城の訪問ついで、あるいは上鉢山城との同日訪問とすれば、何とか充実した山城巡りが可能なのではないだろうか。 

1route 登城ルート 

3si 

城跡概念図

5 南側より城跡遠望

7 参拝道進入口

9_minamikaku1 南郭群

20_minami_dankaku_gun_3 南段郭群の切岸

10_shukaku 主郭内

15_naka_kaku_1 中郭の現状

16_kitakaku_heki 北郭切岸

« 上鉢山城跡(兵庫県豊岡市) | トップページ | 田矢伊予守城跡(三重県伊賀市) »

兵庫(但馬地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/29725604

この記事へのトラックバック一覧です: 下鉢山城跡(兵庫県豊岡市):

« 上鉢山城跡(兵庫県豊岡市) | トップページ | 田矢伊予守城跡(三重県伊賀市) »

無料ブログはココログ