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2009年6月18日 (木)

石山城跡(福井県大飯郡)

城跡は福井県大飯郡おおい町石山にあって、当時は若狭武田氏(後瀬山城主)の重臣でもあった武藤氏の居城と伝わっているが詳細は不明。

城跡へは舞鶴若狭自動車道「大飯高浜」ICが最寄の乗降口であるが、綾部市内からは県道1号を利用すれば道路も相当空いており、遠回りでもある自動車道とは時間に大差なく到達出来るものとは思える。現地に於いては当然登山道は無いものと思われるが、舞鶴若狭自動車道と県道1号の川を隔てた側道の交わる付近が今回の直登取り付き地点とした場所であり、ルート図あるいは概念図の如く、集合墓地横から背後に回り竹林地からそのまま山上を目指せば、急斜面ではあるが僅かな踏み跡も窺えるので、15分もあれば迷わず便宜上の三の丸までは辿り着く事が出来る。

今回は現地に向う途中から小雨が降り出した事もあり当然の如く斜面は滑りやすく、非常に悪条件下での厳しい登山になったが、山上主郭までの距離は長くはないので、何とか山上までは無事に辿り着く事が出来た。結果的には現状の安全面を考えて堀切があると推察出来た南急斜面、あるいは地形上からも縄張りと察せられる南西尾根までは踏破は出来なかったが、山上郭群における比較的状態の良い明確な遺構の数々を眼にする事は出来た。現状(六月)城跡は藪化進行中にはあるが充分遺構は判別確認出来る状態にあり、案外小雨の中でも快適に見て回れた事を考えれば、意外に四季を問わず訪問可能なのではないかとも見て取れた。山上郭群としての形態は規模の小さい主郭を最高所として、北東側尾根に沿って郭を段郭的に展開したもので、規模もさほど大きいものでは無く、郭高低差も余り無い事からも見応えには少し欠けるように思われたが、急峻な地形、遺構残存度の高さ、部分的に備わる縦土塁自然岩を利用した郭壁、主郭に備わる土塁など山城の醍醐味は充分感じられるものでもあり、縄張り妙味さえ問わなければ充分お薦め出来る山城の様には感じられた。

1a 登城ルート

7_tyokuto_kuti 進入口

3i 城跡概念図

15_3maru_1 三の丸

18_higasi_kaku_gun 北東段郭群

22_higasi_hasi_kaku 北東先端郭

30_2maru_2 二の丸

31_shukaku_ooiwa_heki_2 主郭大岩壁見所

34_shukaku_dorui 主郭内

33_dorui 主郭土塁見所

今回の訪問は悪条件下でもあり、事前に計画していた縄張りと推察出来る範囲の全てを踏破したわけではないので、当然遺構も縄張りも概念図に示した限りが全てではないと思われるが、これから訪問される方には、是非自分が踏破出来なかった箇所も踏破して頂いて、この山城の持つ本来の縄張りを極めて頂きたいと思うのが本音でもある。もちろん山上郭群以外の遺構(個人的には公的に作成された縄張り図は出来るだけ所有せず、尚且つ見ない様にしているので、実際の縄張り図が存在していたとしても分からないのが現状)に関しては推察の域は出ないのではあるが、、、。

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