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2009年6月 3日 (水)

八鹿愛宕山城跡(兵庫県養父市)

城跡は養父市八鹿町八鹿にあって、繁華街南側を見下ろす形で八木川に迫り出した尾根、通称愛宕山の山上に位置している。現在山上主郭には小さな社殿が建立されている事からも、登山参拝道あるいは登山道(道標は無い)からの二通りのルートで上ることが出来る。城史に関しての詳細は不明であるが、この八鹿一帯には無数の城跡(砦跡)が点在する事からも、規模の大きさからすれば砦あるいは出城といった処であるとは思われるが、地理的にも街道監視用の砦とすればまず間違いのない処かも知れない。

城跡へは繁華街の奥に位置する「永源寺」を目印とすれば一番分かり易い、寺院の駐車場からはルート図あるいは概念図を参考にすれば登山口は容易に見つける事が出来、登山道に従えば難なく金毘羅社経由で山上主郭までは辿り着ける筈である(登山口より5分程)。

現状(6月)城跡は社殿の建つ山上主郭以外は下草は蔓延り荒れ放題でもあるが、小規模な上にさして縄張り妙味のある山城でもないので、見学に支障を来たすまでには至ってはいない。ただ登山道まで夏草が伸びており、歩き難い現状から察すれば当然山上郭群に対しての期待感は薄れるのも現実である。城跡の形態としては登山道中における金毘羅社の敷地も当時の郭跡の転用とも見受けられるが、南側斜面まで郭の展開が成されている様には見受けられず、ほぼ山上三郭と中腹に位置する金毘羅郭で形成される小規模な山城と見てよいものと思われる。城跡唯一の防備施設としては東尾根を断つ空堀が目に留まった程度でもあり、斜面上に縦堀が数本備わる様な縄張りを持ち合わせた山城の様にはとても見受けられなかった。

1 登城ルート

6 登山口

2_3at 城跡概念図

7_2 金毘羅社郭転用地か

9koguti_dorui 土塁虎口か

15_shukaku_heki 主郭壁西側

19_shukaku_nai_1 主郭内

21_shukaku_heki 空堀より主郭側

見応えのある山城とはとても言えないが、遺構残存度は比較的高い様にも見受けられるものであり、この八鹿一帯の山城巡りの一環とすれば登山口からは5分程度で上れるお手軽さもあって、城跡訪問としての数をこなされる方にとっては打って付けの城跡と言えるのかも知れない。

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