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2009年5月14日 (木)

田和城跡(兵庫県養父市)

城跡は兵庫県養父市大屋町加保にあって、加保集落から見れば大屋川の東側背後の独立した小さな小山に位置している。三方城跡などと同様に県道6号沿いにあるが、路脇には「城山」と掲げられた看板が直ぐ目に留まる位置にあるので非常に分かり易く、道路脇のスペースに車を停めれば直ぐにでも主郭までは到達可能でもある。居相氏の居城と伝わるが詳細は不明

現状(四月)城跡は史跡として非常に整備が行き届いており、コンパクトな縄張りと相俟って概念図に示したように数少ない遺構群ではあるが、小山上の郭跡、堀切、あるいは土塁といったところは全て判別確認出来る状態にある。中でも中央を分断する堀切はこれ以上ない素晴らしい状態を誇っており、少ない遺構群にあっては最大の見所と言えるもので、砦規模の城跡にしては分不相応な立派な堀切でもある。最大全長50m足らずの小規模な城跡ではあるが、当時の砦跡の形態を窺うには申し分のない材料でもあり、城跡西側は大屋川を利用した天然の水堀(川面までは急崖)とし、東側は30m近い高低差を誇る急崖で防備されており、地形あるいは立地環境まで縄張りに取り込み、削平された郭跡あるいは切岸処理などからみても、本格的普請によって築かれたものと推察される。

今までの山城巡りの中でも砦跡(出城と思えた)としてここまで整備保存されたものには中々御目にかかった事も無く、道路脇より直ぐにでも到達出来るお手軽さも加味すれば、規模は小さいが正しく推奨に値する城跡と言えよう。全体を見学しても10分足らずで終わってしまう程度の味気ない城跡なのだが、前述の様に築城された周囲の環境あるいは縄張りなどを考えれば、実に奥の深い城跡なのである。

1route_2 登城ルート

5 城跡上り口

Tawajyou 城跡概念図

10_minami_dankaku 南段郭群

12_fuku_kaku_1 副郭

13_fukukaku_dorui 副郭堀切側の土塁

14_horikiri 堀切見所

15_horikiri_fukukaku_heki_1 堀切壁

20_kitakaku 北郭

21_kitakaku_yori_shukakuheki_1 北郭より主郭切岸

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