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2009年5月11日 (月)

敷山城跡(山口県防府市)

城跡は山口県防府市牟礼にあって登山客も多く訪れる矢筈ヶ岳(標高460m)の八合目付近に位置している。城跡へは既にリポート掲載済でもある右田ヶ岳城と同様に山陽自動車道「防府東」ICが最寄の乗降口、ICを下りれば色々なルートが考えられるのでここでは割愛させて頂くが、取りあえずルート図に示した赤線を辿れば駐車場の設置された登山口までは到達出来る。ただし新幹線の高架下を潜るのに車高1.6m以上の車は通行不可となっているので、高架のない場所までは少し大回りが必要となる。登山口からは休まず歩いて20分程度で辿り着く事が出来る。

城跡は一応「国指定史跡」になっているが南北朝の戦いにおいて南軍が験観寺と言う寺院を急遽城跡として使用しただけでもあり、現在遺構として確認出来るのは寺院敷地の礎石程度であり、尾根上数箇所には削平地も窺われたが、規模も小さいものであり山城の醍醐味を感じるまでには至れないのが現実でもある。石垣なども当然近世における積み直し、あるいは新たに築かれたものである様に見受けられた。

1route_3 登城ルート

4_1 城跡遠望

6_2 登山口

3 現地案内板より

16 梵字岩

17 削平地

22_jyouseki_2 験観寺跡

21_2 説明板

28 平巨石

44_2 山頂東側大岩

山城の醍醐味、あるいは遺構などを期待して訪問される方にとっては、後で相当がっかりする事にも繋がるので、遺構などの期待は最初に抱かない事が肝心だとは思われる。当然個人的にも矢筈ヶ岳登山を楽しむ事が大前提であり、登山道中における史跡もついでに見学する程度の事で上っているので、流石にがっかりする事はなかったが、、 しかし折角この城跡にまで上って来られた方には、ここから更に15分程度も上れば山頂手前の巨石群からは素晴らしい景色が望まれる事をお伝えしたい。この地が当時の物見として利用されていたかどうかまでは知る術も無いが、想像しただけでロマンに包まれる事は請け合いでもあり、最初から史跡見学で赴かれた方には是非この巨石群までは足を延ばして頂きたい思う。巨石(信じられないほど平坦な巨石)に座り込んで味わう熱いコーヒーと前面に限りなく広がる素晴らしい景色(右田ヶ岳城も望まれる)は何とも言えず心が癒され、格別な雰囲気が味わえるのである。もちろんもう少し上れば山頂に佇む事が出来る位置でもあり、ここまで上れば当然山頂も極め無ければ意味はないが(山頂東側には眺望の利く巨大大岩がある)、、

登山を楽しむ事を前提とするのであれば右田ヶ岳城跡には叶わないまでも、ついでに城跡見学が出来るメリットも考えれば、山登りも楽しめる貴重な城跡と言うことになろうか。

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