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2009年5月20日 (水)

盛岡城跡(京都府京丹後市)

城跡は京都府京丹後市久美浜町竹藤にあって、京都では有名な貴船神社より古くは御霊分けの由緒を持つと言われる、同名の神社北背後の山上尾根に位置している。野村和泉守の居城を伝えるが、この城山の所有者に聞くところによれば川を挟んだ対岸の丘陵上にある竹藤氏本城とは支城あるいは出城の関係であるらしく、この周辺には竹藤氏の居館跡や小さな砦跡がまだ数多く残っているそうである。尚、この竹藤氏に関しては当時の丹後守護職でもあった一色氏の重臣四人衆の中の一人であるとの話でもあった。

城跡へは国道312号より県道20号に入れば、目印となる竹藤集落の道路沿いにある貴船神社は直ぐ見つけることは出来る、車を路駐すれば神社背後から多少の藪漕ぎは必要とされるが、そのまま斜面を直登すれば自ずと南側に備わる堀切までは10分もあれば到達可能である。

現状(四月)城跡は相当藪化も深刻化しているが、冬枯れのせいもあって枯れ枝も多く、山上における残存遺構はほぼ確認出来る状態にはある。全体像の視認には中々難渋するが、城跡最大の見所でもある南北尾根を分断する大堀切、あるいは郭内における土塁跡、切岸、虎口跡は傍まで寄れば明確に判別出来る状態でもある。小規模な城跡の為に縄張り妙味までは求められないが、特にこの二本の堀切は状態も良いもので相当な見応えがあり、この堀切見学がこの山城の全てと言っても過言では無い様にも思われるのである。冬枯れ後でもこの藪であれば状態が良くなると言った改善は全く無理な話で、城山の所有者も高齢である事から、これから先タイムリーな訪問はあり得ない様にも感じられた。小規模ではあるが本格的な城普請により築かれたと見受けられるこの山城に関しては、夏季訪問は絶対に禁物とは思えるが、梅雨時までの訪問であれば充分見学に値する山城である様には目に映った。

1route 登城ルート

5 直登進入口

3mo 城跡概念図

8_minami_horikiri_5 南堀切見所

13_fuku_kaku 副郭

14_fuku_yori_shukaku_heki_1 主郭切岸

22_shukaku_nisi_heki 帯郭より主郭壁

15_shukaku_2 主郭内の現状

18_kita_horikiri_3 北堀切見所

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