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2009年5月12日 (火)

三方城跡(兵庫県養父市)

城跡は兵庫県養父市大屋町宮垣にあって、国道9号を経由して大屋川沿いに県道6号を走り、トンネルを潜り終えればほぼ左手(南側)に望める低山ではあるが険峻な山容の山上尾根先端に位置している。この山城に向うまでにはルート図に示す県道沿いに男坂神社が目に留まるが、此方にも男坂城なる砦跡が社殿敷地を主郭として二段の郭跡、切岸、及び背後の堀切は近年の石段増設工事によって消失してはいるが縦堀は僅かに痕跡が残っており、寄って見学しても決して無駄にはならないとは思われる。

男坂神社からは三方城跡の位置は直ぐ確認出来るので、南側の橋を渡り概念図に示す登城スタート口でもある「いぼ地蔵」まで向えばよい。この付近に路駐スペースはあるので車を停めれば、どちらを選んでも崖状急斜面を上ることに変わりはないが、概念図に示した二通りの直登ルートで尾根上の主郭までは到達する事が出来る。ただ武家屋敷跡も見学するのであれば自ずと愛宕社経由の最短直登ルート選択にはなるとは思われるが、、どちらにしてもこの城跡への登山は斜面も相当きつく滑りやすいのでスニーカーは危険!主郭までは15分程度)

現状(四月)城跡は植林地となっている為に下草はほとんど無く、郭全体像の見通しも利く為に残存する遺構群である郭切岸、石積み、堀切、櫓台土塁跡などは全て判別確認可能であり、自然任せの風化中にはあるが見学し易い素晴らしい状態が保持されている。山上には事前に地元の方に聞いたとおりに僅かな石積み跡も残存しており、遺構群の中では凄い高低差を伴う堀切が最大の見所である様には感じられた。郭内では川原石が多く目に留まった箇所が見受けられたが、地元の人の話によれば城跡に侵入して来る敵にぶつける為の「つぶて石」との見解でもあった。(個人的には数100年経た現在に至るまでの堆積物を考えれば、それは無いだろうと思うのではあるが、、、)

1route 1z登城ルート

9_2  愛宕社経由の直登進入口

3mi 城跡概念図

15_buke_yasiki_1 武家屋敷跡

23_kita_3dankaku_gunn 北三段郭

22_isigaki_ato 石積み跡見所

25_fuku_yori_shukaku_1 副郭より主郭

31_shukaku_yagura_2 主郭櫓台土塁見所

33_horikiri_1

南大堀切見所

36_horikiri_minamikaku_heki 堀切と南出郭

城跡を個人的に評価したなら、男坂城を含めた同日訪問であれば二城で集落入り口を固めた構造、あるいは二城の形態から機能の違いにまで目を向ける事が出来るので、自ずと当時の状態にまで思いを馳せる事が容易であり、状態の良さも加味すれば当然お薦め出来る城跡という事にはなる。尚、この城跡の東側山道沿いには当時の城主でもあった三方氏の墓地跡が墓碑と共に残っていたので参考までに、(近年において子孫の方が建立したものとも思われる)

3 2 8_mikatajyou_yori 男坂城跡

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