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2009年5月26日 (火)

三開山城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は豊岡市大篠岡木内にあって「瑞峰寺」南東側の三開山山頂(標高202m)に山上郭、中腹にかけては広大な規模を持つ当時の屋敷跡が展開されている。古くから成立している山城である為に幾度も城主は交代している様だが、特に山名氏の居城として有名。当然秀吉による但馬攻略の際には落城したと思われるが、その後秀吉側によって改修が施されたのかあるいは廃城となったのかは詳細は不明。

城跡へは国道426号で北上し「丸山大橋」手前で一般道703号へ右折針路変更すれば既に右前方に望める形の整った山がそれであり、ルート図の如く六万川を渡り直ぐ右折すれば山口となる「瑞峰寺」には容易に到達出来る。現在ハイキングコースとして四ルートが四方の麓から山上まで繋がっているが、今回は最短(南下すれば「駄坂」から最短ルートはある)ではないが、遠距離訪問者に一番分かり易く駐車場も設置されている寺院からの登山ルートを選択した。ここからは遊歩道任せで古墳を経由して途中から西郭群へ直登すれば、30程度で山上主郭までは到達可能である。ただ直登すれば南郭群を通過する事は出来ないが、、、分岐地点の道標からは「千畳敷き」と称される屋敷跡にも向かえるが、時間に余裕のある方はほぼ遊歩道任せで南郭群から山上郭群を見学して、下山時にじっくり屋敷跡などを見学した方が効率もよく、より納得出来る見学が出来そうには感じられる。それだけ見所も多く見応えのある遺構も多い城跡なのである。

2route 登城ルート

2a 現地案内説明板より

3m 城跡概念図

現状(五月)山上郭群は下草は多く蔓延っているが、周囲を遮る木々も少なく整備されているので非常に見学し易く見て廻り易い状態にある。山上に佇めば素晴らしいロケーションでもあり、素晴らしい遺構群を前にすれば長く感じられた距離も時間も全て過去のものとなってしまうほどである。山上郭群は中腹における居館跡からすれば詰城とも見受けられるもので、凄い規模を誇るものでもなく縄張り変化にも富んでいる訳ではないが、多く備わる空堀、堀切群(畝状縦堀は埋もれて判別し難い)は比較的状態もよく(主郭東側の縦堀まで繋がる堀切は凄い!)非常に目を楽しませてくれる。現地縄張り図における全ての縦堀を覗いた訳ではないが、相当数の縦堀が備わっている様である。畝状縦堀群より下りた辺りの千畳敷き(居館跡)及び井戸跡の窺われる屋敷跡は、相当荒れ放題と化しており非常に歩き辛いが、見通しは利くので全体像を伺う事も出来、素晴らしい臨場感を味わう事も出来る。未だに郭壁には当時の遺構として石垣跡も窺う事が出来、容易に当時に思いを馳せる事にも繋がっている。結果的には南郭群までは覗けなかったが、居館跡と一体となったこの山城は状態も良く、正に推奨に値する是非お薦め出来る城跡の一つと言えよう。

21_nisikaku4_tatebori 西郭4の縦堀見所

21_unebori_2 畝状縦堀群見所

30_shukaku 主郭

32_nisikaku_gawa 西段郭群

37_shukaku_heki_1 東郭

39_tatebori_e 40_1東側堀切1見所

43_higasi_horikiri2_1 東堀切2見所

50_1 千畳敷き見所

53 石垣跡見所

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