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2009年4月20日 (月)

但馬和田城跡(兵庫県朝来市)

城跡は朝来市和田山町和田にあって、当時山名氏の家臣でもあった福富氏の居城を伝えるが、秀吉の但馬攻略によって落城の歴史あり。

この城跡も他の但馬地方の山城と同様に情報も皆無に近く、場所も確定出来ないままの事前に目星だけを付けた見切り登山となったが、結果的に山上では期待していた以上の遺構と巡り合う事が出来た。シンプルな郭構成である為に縄張り妙味のある山城とは思えないが、状態も山城として見学する分には申し分のない状態でもあり、規模の大きささえ問わなければ間違いなくお薦め出来る山城と眼には映ったが、、、

城跡へは国道9号より和田山に入れば「宮田」の信号で右折し県道10号へ針路変更、後は出石町に向けて左折するまでは直進すればよい。この左折する左手側の山が城跡でもあり直ぐに確認する事は出来るが、ルート図に示した小さな「大師堂」付近に路駐スペースは充分あるのでここからがスタートとなる。ルートは二通り考えられ、個人的には写真に示す北側の墓地背後から事前の最短想定ルートを選択して急斜面を左手に縦堀(天然かも)を眼にしながら直登したが、東郭までは僅か10分で到達出来た。逆に下山に使用した踏み跡程度の山道は倒木も多く、更に九十九折道となっているので上るには相当時間を要しそうには思えた。よってお薦めルートは自ずと直登によって短時間で山上を目指し、楽に安全に下りる為に下山時にこの道を利用して下りたほうが良さそうには思われる。

1route 登城ルート

6_2 直登進入路

現状(三月)城跡は前述の様に藪化もしておらず状態が良い事から遺構の判別確認は容易でもあり、複雑な遺構地形も見当たらないので全て確認出来る状態にある。見所は北尾根を分断する堀切、高低差のある切岸を含めた山城の状態の良さそのものでもあり小規模(それでも山上主郭は60m以上はある)ではあるが郭全体像が視認出来る為に相当な臨場感を感じる事が出来る。堀切は南北に二箇所確認出来たが、登山中に常に左手側に見えた大縦堀(美しい)はどうしても人工物としか見えず、これが当時のままの遺構とすれば一番見応えのある遺構(縄張りにおける必然性からみれば遺構)と言う事になるのだが、、判断は自ずと見学者任せになるとは思われる。概念図に示したものが独自で判断した遺構群であるが、南斜面には麓に向いて更に小規模な小郭が無数に連なっている状態を確認する事は出来た。

3w 城跡概念図

10_higasi_kaku_1 東郭

12_higasikaku_dorui 東郭土塁見所

13_kitakaku_1 北郭

15_kita_horikiri_1 北堀切見所

19_shukaku_yaghura_1 主郭櫓台

21_shukaku_3 主郭内

23_shukaku_higasi_heki 主郭東壁

26_horikiri 南堀切土塁見所

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