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2009年4月 4日 (土)

福居城跡(兵庫県豊岡市)

城跡は豊岡市出石町福居にあって、現在箱根神社の建立されている敷地及び東側の現状堀切道(切り通し)を挟んだ低山の山上尾根上ほぼ全域に渡って、郭跡及び城跡遺構は展開(北尾根上は未踏)されている。神社敷地は西出郭に相当しているものと見受けられるが、更に東側の道路を挟んで孤立した丘上にも、便宜上福居東城とするが出城なるものが存在している。城跡の情報及び城史に関しては全く詳細が不明

城跡へは国道426号より箱根神社を目指せば分かり易く、路駐スペースに車を停めルート図及び写真に示す旧参拝道から急斜面を上れば5分程度で箱根神社のある便宜上の西出城に辿り着く事が出来る。山上東西に渡る城域内には現在集合墓地あるいは古い配水施設等が建っており、神社敷地も含めて後世において多少の地形改変はあって当然とは思われるが、当時の遺構とも見受けられる郭跡はもちろんの事、堀切(空堀)跡、切岸跡などは明確に判別出来るものが現存しており、低山ではあるが幾つも連なる段郭群などからも、山城の醍醐味は充分感じられるものとなっている。

現状(三月)城跡は郭跡(西出城)の転用と見受けられる箱根神社敷地は、多少整備されているので郭跡の判別確認は容易に出来、山上本郭群も一部雑木矢竹が蔓延っている箇所を除けば冬枯れしている事も相俟って比較的見通しが利き、郭移動も容易く出来る状態にはある。

見所としては当時の遺構とすれば凄いものとも言い切れる、城跡東西を分断する高低差のある大堀切(現在集落を南北に移動する切り通し道)は真っ先に挙げられ、本郭群に備わる二箇所の空堀と共に非常に眼を楽しませてくれている。他では特筆すべき技巧的な遺構は眼に留まらなかったが、東西の端から端まで縦断する事によって城跡の規模は体感する事が出来た。それでも縄張りとして郭跡の展開が充分予想される北東尾根は踏破しておらず、改めて東出城を含まずとも全山総郭を想像させられる規模の大きい山であると目には映った。

1route 登城ルート

4tozanguti_1 最短登城口

3fuk 城跡概念図

Higasi_jyou_1 東出城の進入口

Higasi_jyou 東出城概念図

7_yasiro_kaku 箱根神社(西出郭)

11_horikiri_1 大堀切見所

23_higasi_heki 主郭切岸斜面

21_karabori 空堀見所

27_higasikaku_gun_e 東郭群切岸

30_higasi_karabori 東空堀

31_kaku 東端郭跡

余談になるが便宜上の福居東出城斜面で現在弥生期の遺物発掘調査がされており、そのリーダーとの会話の中で、この出石付近の山はここも含めてどこへ上っても戦国期の狼煙台あるいは小規模な砦跡には遭遇出来ると言ったアドバイスを受け、その事が妙に印象に残った今回の山城巡りであった。

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