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2009年4月 9日 (木)

吐山城跡(奈良県宇陀市)

城跡は奈良県宇陀市都祁吐山町にあって、阪神側から向えば西名阪道「針」ICが最寄の乗降口、国道369号から南下して吐山町に入れば「吐山」の信号から真北に単独で聳える山がそれにあたり、山容からも直ぐ城山と分かるはずである。名前から察せられる様に吐山(ハヤマ)氏の居城と伝わり、それほど遠くない多田地区にある多田佐比山城を居城とする多田氏とは何度も抗争した記録が残っている様である。

山頂に向う登山道は南北二箇所あると思われるが、いずれも山麓に位置する東郭群で合流するので、今回は国道「吐山」の信号の手前道路から右折して進入すれば一番分かり易い登山口をルート図に示した。ここから上れば掲載した画像に映る南端の民家横から背後を回る形で山道が山上までは通じているので、山麓東出郭を経由して山上まで20分内で到達出来る。

1route_2 登城ルート

2a 登山口

1z_2n 城跡概念図

城跡は山麓の東出郭群及び山上における本郭群で形成されるもので、現状(11月)共に藪化は進行中であるが移動に差障りはなく、縄張り内における遺構はほぼ判別確認出来る状態にはある。見所は山麓の郭群なら北側城戸口を固める食い違いに見える土塁虎口、風化によって少し曖昧ではあるが枡形に見えなくもない東郭虎口が挙げられ、険峻な山頂に位置する山上郭群においては北側の二連の堀切といった処になる。もちろん山上郭群は険峻さにおいて既に充分過ぎる見応えがあり、存在感そのものが見所と言えるものではあるが、、

山上郭群は相当藪化が進行しており小社の建つ主郭の一部を除いては北三郭共に密生する雑木矢竹の為に踏み入る事は出来ない状況でもあり、郭内における遺構あるいは規模までは体感する事は出来なかったが、堀切より北側は充分見学出来る状態でもあるので堀切及び土塁壁の石垣跡などの主要な遺構は確認する事が可能である。

城跡は国道沿いの遠くから望んでも山容から直ぐ山城と分かるもので、山城ファンであるなら直ぐにでも登ってみたいという気にさせられる戦国ロマンの漂う城跡でもある、もちろん個人的にも是非訪問をお薦めしたい山城の一つである。

9_kido_dorui 城戸土塁虎口見所

10higasikaku_koguti 東郭虎口

13_higasidankaku 東段郭

19_shukaku_nai 山上主郭

23nisi_koguti_dorui 山上土塁虎口

30_kita_demaru 山上北西堀切と出郭見所

36_demaru_sita_horikiri 出郭端堀切大土塁見所

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吐山は宇陀市ではありません。
奈良市吐山町になります。

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