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2009年4月27日 (月)

伊根城跡(京都府与謝郡)

城跡は京都府与謝郡伊根町亀島にあって、「舟屋」で有名な伊根港を取り囲んだ東端の港入り口先端(赤い灯台が目印)の東背後の丘陵上にある。戦国期における城主は島津氏と伝わり久美浜城主でもある松井氏とは攻防の歴史が残っており、自ずと当時丹後守護職の地位にあった一色氏傘下の武将とは推察されるが、詳細は不明。

城跡へは「天橋立」を目指し若狭湾沿いの国道178号より北上、ほぼルート図の如く伊根湾を一周する形で車を走らせる事になるが、図あるいは画像に示したNTTの通信施設脇からそのまま上れば5分もあれば西郭群には辿り着く事が出来る。情報も皆無に等しいこの無名に近い城跡は、先に訪れた弓木城跡と同様に本格的普請のされた城跡と眼に映った、現状縄張りと見受けられる大規模な西郭群跡地は農作地(畑地)として占められており、近年に於いてどこまで地形改変があったのかは見学者の想像力と判断に委ねられる。恐らく畑地も当時の郭跡の転用と見てよいものとも思われ、郭形状は現状の畑地の輪郭線として見て良いのかも知れないが、、愛宕神社の建つ郭跡が主郭と見受けられ、ここから海側に向う北段郭群は藪化も激しいが、当時の状態がそのまま自然保持されている様でもある。丘陵上全域に渡って郭は展開されており主郭のみ突出した形態で郭高低差はほとんど無いに等しいが、周囲は急峻でもあり、更に三面が海に面している事を考えれば築城地としては中々素晴らしい立地環境と言える。概念図における範疇が個人的に城跡遺構として判断したものであるが、前述の様に主郭西側に於ける大規模な農作地は見る者が想像力を働かせて判断すればそれでよいのではなかろうか(個人的には当時のままの縄張りと目に映った)、、、

1route 登城ルート

4a 北より遠望

7tozanguti 進入口

3ine1 城跡概念図

14_sita_monomi 東端の郭跡

23_shukaku_koguti_1 主郭虎口

27_kita_yori_shukaku_heki_1

主郭 北

26_kitakaku 北郭

28_higasi_gawa_e 東郭へ

現状(四月)城跡は農作地(西郭群跡)を含め全体的にも見学上差障りはなく、特筆すべき遺構には巡り合えなかったが、ほぼ縄張りプランまで掴む事が出来る状態にはある。伊根港を監視する城跡としては舟屋の風情も味わえる事から、当時に思いを馳せる事が容易でもあり、港町情緒と併せて城跡を充分に楽しむ事が出来るのではないだろうか。個人的にも城跡情報も無く期待も抱かずに訪れたせいもあってか、充分満足感の得られる訪城となった。

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