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2009年4月 6日 (月)

大塩城跡(福井県小浜市)

城跡は小浜市口田縄にあって、先にリポート掲載を終えた小村城跡へ向うのに利用した国道162号「中名田児童館」の交差点はそのまま小浜に向いて進行、口田縄集落に入れば大光寺へ向う進入道路沿いに「障子堀大塩城跡」と表示された案内板が設置されているので分かり易く辿り着ける。名が語るように大塩氏の居城と伝わり本来若狭武田氏の家臣であったが、最終的には織田氏傘下となった粟屋氏(国吉城主)の元に走り、粟屋氏同様織田方に加わった模様。登山口となる大光寺は大塩氏の菩提寺でもあり、墓地背後最奥左手側から道標は無いが尾根に向いて神社参拝登山道が山上主郭まで通じているので、登山道に任せれば迷わず15分程度で到達出来る。

現状(三月)城跡は冬枯れのせいもあってか、見通しも利き遺構の判別確認は容易に出来る(障子堀は除く)状態にある。城跡の形態としては本郭群はほぼ二郭(全長100m強)で形成されているが、東側には主郭に沿って東郭及び北側尾根上には連続する削平地、南側にも大堀切を挟んで連続する広大な削平地が広がっており、ある程度全体像が窺える事からも見た目より山上郭群は広く感じられる。城跡最大の見所は案内板にある障子堀でもあるが、遺構の案内標識は設置されておらず現状相当埋もれている事からも、大堀切の幅あるいは深さ、土橋に見える数箇所に分かれた空堀上部のブロックの確認で、恐らくこれが障子堀であろうとようやく判別出来る状でもある。遺構をどの様なものか初めて窺う方にとってはこの遺構の判別確認は中々難しい状況でもあり、障子堀の構造を事前に知識として身に着けておかないと、場所も遺構さえも確認出来ずに下山してしまう恐れもある様に思われた、、道路沿い案内板に障子堀と掲げるからには是非案内標識は設置して頂きたい処ではある。

1route_2 登城ルート

5_annai_1 道路沿いの案内板

3oo 城跡概念図

9 北郭側

10_kitakaku_heki_1 北郭虎口

17_shukaku_e_1 北郭より主郭

23_shukaku 主郭内

25_shukaku_haigo_dorui 主郭土塁見所

20_higasi_kaku_2 東郭

33_shouji_bori_2 32_shouji_bori_1 障子堀見所

他の遺構では主郭背後を囲む土塁、あるいは北郭における郭を一部張り出させた横矢構造にも見受けられる遺構が眼に留まったが、全体的には縄張り妙味には期待出来ない大味な山城である様には感じられた。個人的には近畿圏でもめったにお目にかかる事の出来ない障子堀は、是非発掘復元して頂いて城跡あるいは地域観光における目玉として欲しい処ではある。

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