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2009年3月24日 (火)

荒滝城跡(山口県宇部市)

城跡は宇部市楠町東吉部荒滝にあって標高459m(比高250m)の荒滝山山頂に位置している。当時長門守護代であった内藤氏の居城と伝わり、西国では権勢を欲しいがままにしていた大内氏の重臣でもある。現在残存する遺構もほぼ内藤氏時代のものとも見受けられるが、大内氏と時を同じくして滅んだ後、毛利氏においてどの様な機能を担ったのか詳細は不明。

城跡への道順(目印となるものがない)としてはどの様な経路で到達したのか分からないほど相当な山奥まで車を走らせなければならず、色々なルートが考えられるのでここでは割愛させて頂くが、国道490号から県道30号へ進入さえすれば道路沿いに荒滝山登山口案内板もあり何とかなりそうに思われる。案内板より北上すれば登山口にはトイレの設置された駐車場も完備されている事から、多くの登山客に人気のある山の様にも見受けられた。

1route_2

登城ルート

Tozanguti 登山口

1z_1 現地縄張り図

山上主郭までは道標もあることから迷わず辿り着けるが、流石に戦国期の険峻な山城である、距離も時間もたっぷりかかり山上に到達するまでに40~50分は要した。おまけに現状(七月)夏真っ盛りでもあり相当な体力も奪われてしまった。しかし山頂からのロケーションは素晴らしく山上の広くゆったりとした空間は疲れも心も癒される様に思われた。多くの登山客が山上を目指して訪れるのも充分納得の行くところではある。ただ城跡遺構は全域が夏草に覆われており、地表も見えないので郭形状の把握も困難、細部に渡る遺構の確認は更に困難、何とか石垣跡、虎口跡は目にする事が出来た、背丈ほどもある夏草の為に他の郭への移動も視認も困難な状況でもあり、現地縄張り図における西郭も規模の大きい東出郭も踏破することは出来なかった。事前に登山道は整備されていると聞いていたので案外山上もそれなりに整備されていると思っていたのが大間違いでもあったが、しかしこれほどとは想定外の事でもあった。縄張り図には畝堀の位置まで記されてあったが、それも論外の話でとても見学出来る状況に無いのが現実でもある。

今回は最悪の時期における訪問となったが、冬季の訪問となれば決してこの限りではないものと思いたい。しかし遠距離の訪問でもあり、そうそう訪れる機会もこれからあるとは思われないので、非常に残念な思いだけを胸にしまって下山する結果となった。冬季訪問となれば状態も少しはマシと思われるが、縄張り図を見る限り絶対に再訪する価値のある山城と目には映った。

Higasi_kaku_gun 東郭群

20_gedan2 東郭2

18masugata 枡形虎口?

17kuruwa_sokuheki_isi 石垣跡見所

21shukaku_e_koguti 主郭虎口

23_shukaku_nai 主郭内

6yasikiato2

麓登山道中で

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