« 周山城跡(京都市右京区) | トップページ | 清助山城跡(三重県伊賀市) »

2009年3月 8日 (日)

増地氏城跡(三重県伊賀市)

城跡は三重県伊賀市島ヶ原中村にあって、ルート図の如くJR関西本線「島ヶ原駅」を目指せば分かり易い。駅に到達すれば北東側の踏み切りを超えて正月堂側へ向いて少し北上すれば峠付近左手に休憩所が見えてくるが、そこを進入口として山道に任せれば自ずと副郭土塁空堀道を通過して主郭虎口まで辿り着く事が出来る。在地士豪の一人である増地氏の居城を伝えるが詳細は不明。

現状(二月)城跡は冬季にも拘らず副郭は踏み入る隙間のないほどの矢竹雑木藪となっており、背後を巡る大土塁及び櫓台を除いては当然郭内の視認による遺構確認、郭形状の確認はほぼ無理、主郭は比較的ましではあり方形郭三方を巡る土塁などは鬱蒼とした郭内からでも充分確認出来る状態にある。一際高い方形櫓台上は笹藪地でもあり広さを体感する程度、周囲を囲む空堀も矢竹で一部を外見から覗ける程度の状況でもある。小規模な主郭背後には堀切が土橋を伴って残存しており、主郭方形櫓台と並んで城跡の見ともなっている。他の伊賀の城跡よりは幾分高所に位置する事からも高さのある巨大土塁はお目にかかれないが、副郭は主郭の南斜面下側に位置しており変則的な縄張りは中々味があって面白く感じられた。尚、堀切を越えた山上側には古い石積みで内壁が囲まれた小さな郭跡が確認出来たが、当時の遺構か近世のものかの判断は非常に難しいものがある。主郭南側及び副郭南側は現状凄まじい雑木藪地となっているので踏み入ることも外見を覗く事も出来なかったが、地形から考察しても南側は郭の展開は予想される場所でもあり、城域も現在見て回る事が出来た狭い範囲からは、相当出ている様には感じられた。

現状から察するには城跡の夏季訪問は相当厳しいものがありそうに思えるが、主郭のみと割り切れば道路沿いから5分程度で到達出来るので充分納得した見学が出来るのではないだろうか。(個人所有の城山とも見受けられ、恐らくこれからも城跡が良い方向に改善されるとは思われ難い)

1route 登城ルート

4_tozanguti 城跡進入口

3mas 城跡概念図

7_1 空堀と副郭大土塁見所

18_koguti_daidorui 主郭虎口土塁

20_shukaku 主郭内

22_yagura_nobori_koguti 櫓台上り虎口見所

27_kita_karabori_dorui 北側空堀土塁

24_horikiri_1 堀切見所

35_kaku_isi_1 山上内壁石積み郭

« 周山城跡(京都市右京区) | トップページ | 清助山城跡(三重県伊賀市) »

三重県の山城跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/28212287

この記事へのトラックバック一覧です: 増地氏城跡(三重県伊賀市):

« 周山城跡(京都市右京区) | トップページ | 清助山城跡(三重県伊賀市) »

無料ブログはココログ