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2009年3月25日 (水)

久美浜城跡(京都府京丹後市)

積雪のない頃を見計らっての本年度丹後地方における第一弾目となった城跡は、現在城山公園となり整備されていると聞いた久美浜城跡である。

城跡は京丹後市久美浜町にあって、ルート図の如く久美浜小学校を目指せば分かり易い、小学校敷地内西端には城山稲荷神社の赤い鳥居が直ぐ目に留まるので、そこを潜れば最北に位置する郭跡の転用とも見受けられる展望テラスまで5分もあれば辿り着ける。現状見る限りでは駐車場までは完備されておらず車は路駐したが、探せばあったのかも分からない、、

別名松倉城とも呼ばれる様に松倉氏の居城と伝わるが、細川氏の支配の後、あるいは豊前転封の後に廃城となった可能性が高いものと見受けられる。現在の城跡遺構は徳川時代の改修も充分考えられるが、ほぼ当時のままと解釈してよいのかも知れない。

1_1r 登城ルート

5 城山登山口

3kumi 城跡概念図

現状(三月)城跡は神社より山上主郭へ向うほど下草も多くなるが、ある程度整備されているので樹木の少ない分、非常に見学し易い状態にある。山上主郭から海に向かって段郭(六郭)を連ねただけの単純な縄張りプランではあるが、郭跡は神社敷地を除けばほぼ当時のまま現在に至った様にも見受けられるもので、比較的遺構残存度は高いようには感じられた。特筆すべき見応えのある遺構には巡り合えなかったが、低山にしては直立に感じられるぐらい切り立った、周囲の斜面が天然の切岸のようでもあり、戦国期における城跡の在り方を充分感じる事は出来た。郭外壁は相当な急斜面でもあり縦堀などの確認までは至れなかったが、この周囲の急崖を考えればそこまでする必然性は無い様にも感じられた。尚、南急斜面を別登山道で少し下りれば、現在配水施設が建てられており、その敷地は郭跡の転用あるいは郭境は地形から堀切の様にも窺われたが、推察の域は出ないものでもある。

この城跡は遺構を期待して臨むのであれば後で落胆する事にもなりかねないので、最初から期待はある程度捨てて訪問した方が喜びも大きいのではないかと思われる。個人的には郭跡からは直ぐ傍に海が望まれる事もあって、当時の港町という状況もある程度察する事が出来、城山にも中々風情を感じられ、更に戦国ロマンに浸る事も出来たので充分満足の行く訪城と言えるものにはなったが、、

10_kaku6_1 北端の郭跡

12_kaku6_yori_ue_1 神社側の切岸

13 北端郭の土塁跡か

14_kaku5 郭5

20_kaku1 郭1

24_shukaku 主郭の現状

27_minami_kaku 南斜面堀切に見えたが?

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