« 轟城跡(三重県伊賀市) | トップページ | 岡島砦跡(三重県伊賀市) »

2009年2月 5日 (木)

前山城跡(三重県伊賀市)

三重県伊賀市鳳凰寺にあって先にリポート掲載に及んだ轟城跡からは真南に位置する丘陵上先端が城跡、薬師寺(駐車場)からは既に望める位置にあり、歩いて移動しても5分程度で城跡へは辿り着ける。別名「十市屋敷」と呼ばれている様にかつては十市氏の居館であったと解釈して良いのかも知れない。

城跡へは轟城を起点にすればルート図の如く歩いて移動、写真に示す道路突き当たりにあるカーブミラーと「鳴塚古墳」道標の間よりガレージ敷地をかすめて進入すれば直ぐ到達出来る。

現状(一月)城跡は主郭内及び西民家側は竹林地と化しており見通しは利き難いが、他は植林地となっているので下草も少なく、ほぼ単郭構造である為に縄張りは把握し易く遺構も判別確認し易い状態にある。見所は伊賀の城跡に共通する分厚く高低差のある巨大土塁と東堀切から西へ繋がる空堀で、幅のある土塁最高所には背後に土塁が備わる櫓台遺構も残存しており、主郭回りの遺構は空堀も含めてほぼ完存の様にも窺える。大堀切から繋がる空堀は現状数100年レベルの堆積物によって相当埋もれてはいるが、土塁を伴う分多少高低差があり、当時は相当深く掘削されていた様子が想像出来る。ほぼ単郭構造とは言え、主郭回りに凝縮された遺構群は状態も比較的良い事から充分見応えを感じる事も出来、轟城跡と同日訪問する事によって二城の機能、あるいは形態の違いなども理解する事が出来るので、更に城跡巡りが楽しく充実したものになるのではないだろうか。

規模も小さく縄張り妙味もある城跡とは言えないのだが、個人的には高低差を伴った迫力のある巨大土塁を眺められただけで充分満足感に浸る事は出来た。昨年までは丹波から但馬方面の山城巡りが多く、直立した高低差を伴う切岸に圧倒されっぱなしであったが、城跡規模に関係なく伊賀地方独特の巨大土塁の前には、それも多少霞んで見えてしまうのは新鮮さゆえの事か、、

1route 登城ルート

6tozanguti 城跡進入口

3m 城跡概念図

9_hokusei_dorui 北西空堀土塁

11_kita_kaku 北西郭

15_shukaku_dorui 主郭巨大土塁見所

17_yagura_dorui_1 櫓台見所

20_shukaku_nai 主郭内

24_higasi_daihorikiri 東大堀切見所

29_shukaku_nannsei_gedan 南西下段郭

« 轟城跡(三重県伊賀市) | トップページ | 岡島砦跡(三重県伊賀市) »

三重県の山城跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/27339429

この記事へのトラックバック一覧です: 前山城跡(三重県伊賀市):

« 轟城跡(三重県伊賀市) | トップページ | 岡島砦跡(三重県伊賀市) »

無料ブログはココログ