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2009年2月28日 (土)

木ノ宗山城跡(広島県広島市)

広島県広島市安佐北区上深川町にあって、登山客も多く訪れる木ノ宗山(標高413m)山頂から東尾根上が城跡、戦国期においては城主の変遷はあるが毛利一族(吉川氏)あるいは家臣の城とみてよいとは思われる。

城跡へは山陽自動車道『広島東」ICが最寄の乗降口、ICを降りれば北側に望める独立した山塊が城山で位置確認は直ぐ出来る、北側の県道を数100m走れば左折し、狭い道路ではあるがルート図を参考にすれば写真に示す案内板の設置された銅鐸出土地経由の登山道に合流出来るはずである。(駐車場はないので付近に路駐となる)尚、登山道は数箇所あると聞くが、一番説明し易く登り口の分かり易いこのルートがお薦めとは思われる。

山上主郭までは銅鐸出土地及び西出郭経由の登山(40~50分は要す)となるが、相当斜面はきつく厳しい登山になるので最初に覚悟は必要である。しかし山頂に到達すれば山城遺構も迎えてくれ、360度眺望の利く素晴らしいロケーションも相俟って登山の疲れも一掃してくれるはずである。山城として見れば小規模な二郭から成立する主郭から東尾根上に沿って郭群が展開され、堀切によって尾根を分断しただけの単調な縄張りを持つ古い形態の城跡と言う事になるが、自然岩を用いて郭壁となし山上を削平した様は、険峻極まりない地形と相俟って戦国期山城の雰囲気を充分醸し出しているものでもあり、主郭以外は状態が良いとは言えないが、ロマンに浸れる事は請け合いの山城である。今回は車の路駐した場所の関係から東側に至るまでの山上尾根縦断は出来ず、尾根上全ての探索は出来なかったが、充分な満足感及び達成感に浸ることは出来た。

城跡の形態からすれば未踏に終わった東端尾根上も、遺構の期待は余り出来ないと思われるが、いつか必ず縦断してみたいと思わせてくれる山城でもあり、足腰に不安の無い方なら是非お薦めしたい登山も同時に楽しめる山城の一つである。

1tozan_route_1 登城ルート

6_nisi_tozanguti 登山口銅鐸コース

3z 城跡概念図

12_demaru_ato_2 西出郭休憩所

26_shukaku_nai_1 山上主郭

29_higasi_gedan 東下段郭より主郭

27_shukaku_yori_higasi_gedan 東下段郭

33_2maru_e_karabori 二の丸へ空堀

34_isi 二の丸大石積み見所

38_2maru_nai_1 二の丸の現状

41_2juu_horikiri_3 二重堀切の1

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