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2009年2月 6日 (金)

岡島砦跡(三重県伊賀市)

この城跡は現地の稲荷神社入り口に「岡島砦祉」と表札があったように岡島氏の居城と察せられるが、現状手元にある文献などで調べてはいるが岡島氏城あるいは岡島砦祉として掲載されておらず、今回はそのまま現地呼称を使いリポート掲載に及んだ。

城跡はルート図が示す様に「前山城跡」の南側丘陵上に位置(中村地区)しており、結果的には轟城跡を起点として歩いての三城同日訪問となった。城跡へはほぼルート図の如く進行すればよいが、写真に示す城跡南側進入口から稲荷神社が建立されている城跡までは参道が通じているので5分内で到達出来る。

1route_2 登城ルート

6 参拝道進入口

Oka1 二城の位置関係概念図

3 城跡概念図

現状(一月)丘陵上は神社がある事からある程度整備されており、主郭に相当する東西櫓台と見受けられる大土塁に挟まれた郭跡から、東西尾根に向いての城跡遺構はほぼ判別確認出来る状態にある。主郭周囲に土塁が回っている事からも館城の性格は感じられるが、伊賀特有の高土塁は使用されておらず、形態としては通常の山城に近いもので東西に渡る尾根上はほぼ郭跡によって占められている。現在主郭西側の土塁上、社殿の建っている場所が櫓台を転用したものと見受けられ、西側に向いて規模の小さい段郭群が形成されているのが見て取れる。中央堀切を挟んで東側尾根上には切岸処理の見られない削平地が広がっており、更にその南側にも規模の大きい削平地がある事からも城域は意外に広く、砦跡にしてはその域は出ている様にも感じられた。

11 主郭東櫓台へ

14_shukaku_heki_isi_1 主郭石垣跡見所

15_shukaku 主郭内

20_shikaku_dorui_1 主郭土塁

18_shukaku_nisi_gawa_1 主郭西櫓台切岸

31_nisi_yagura_gedan 西段郭群

28_higasi_kaku_gun_1 東尾根郭群

城跡は後世に神社が建立されることによってどれだけの地形改変があったのかは想像に委ねられるが、神社の世話をしておられる地元の古老に聞いた話では、主郭の側壁の石垣(高さは無いが数10mに及ぶ)は当時のものであり、丘陵上における城跡遺構もほぼ当時のままであるとの見解であった。

個人的には三城同日訪問した事によって鳳凰寺地区三城の形態及び機能の違いもある程度推察する事が出来、非常に充実した山城巡りになったが、この隣接する三城の関係までは謎のまま終わりそうに思える。

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