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2009年2月27日 (金)

大富山城跡(広島県庄原市)

広島県庄原市西条町西条にあって西条川を天然の堀として西側に聳える標高511m(比高約170m)の大富山の山上が城跡、久代宮氏の居城と伝わる

城跡へは最寄の中国自動車道庄原ICで降り、国道183号をそのまま北東に走り目印となる林道登山口でもある淨久寺を目指す。寺院横をかすめた林道を使用すれば城跡の大堀切まで車で直接乗り付けるので、麓から急坂を歩いて上る事を思えば非常に楽である。ちなみに歩きによる登山道は北側の学校側に位置している

現状(4月)城跡の山上郭群は整備されており木々も少なく見通しも利くので縄張りも掴み易く、山城としては申し分のない状態にある。ただし主郭北と南側の段郭群は藪化進行中でもあり視認はし辛い。特筆すべき遺構は存在しないが、木々の間引かれた山上郭群の状態が素晴らしいので山城全体の雰囲気を味わう事が出来、高い切岸などからも当時に思いを馳せる事が容易なものになっている。縄張りは車を駐車した大堀切から南側尾根上に延びており、更に堀切土塁を挟んで削平地が南側に長く続いている。現地の歴史案内図に示されていた様に、未踏ではあるが南端の峯最高所にある物見ヶ丸まで縄張りは及んでいる様である。

城跡の西側はややなだらかではあるが、東側の西条川から城跡を望めば相当険峻でもあり、天然の水堀となる西条川と併せれば東側は鉄壁とも言える堅固さである。恐らく家臣団の屋敷跡などは西側に向いていたものとは察せられるが推察の域は出ない。

大堀切まで直接車で行けて、更に城跡の状態の良い事からも、お手軽に戦国期山城を味わえる有数の城跡と言えるのではないだろうか。

1route_1 登城ルート

4 東より城跡遠望

3 城跡概念図

2 現地案内板より

5_daihorikiri_1 大堀切

8_gedan2_ido 井戸跡

12_gedan1 北下段郭

20_shukaku_heki_1 主郭切岸

17_shukaku_nai_1 主郭

28_minamikaku_gun 南郭群

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