« 近津長谷城跡(三重県多気郡) | トップページ | 淡河城跡(兵庫県神戸市) »

2009年1月28日 (水)

五品嶽城跡(広島県庄原市)

広島県庄原市東城町東城にあって、町の中心から見れば西側に聳える城山の山上から北側山裾に位置する世直神社辺りまでが城跡。本来毛利氏配下であった宮氏の居城とされるが、案内説明板によれば城主の変遷も激しかった模様である

城跡へは最寄となる中国自動車道「東城」ICで降りれば直ぐの距離でもあり、ルート図の如く進行すれば世直神社下の道路沿いに小さな城跡への道標を見つけることが出来る。そこからは西上部に見える世直神社を目指して上り、神社からは直ぐ山側に案内看板も目に留まるので、登山遊歩道を利用すれば山上主郭までは20分内で迷わず辿り着く事が出来る。

現状(4月)城跡における郭跡は下草及び雑木が蔓延り荒れ放題と化しており、移動に難渋する事は無いが、山上主郭以外は見通しも悪く全体像を見渡す事はほぼ無理で、遺構は歩き回って傍まで寄っての判別確認が余儀なくされる状態(県指定史跡にありながらとても醜い状態)にある。それでも山上全域における遺構群はほぼ判別確認は出来、遺構としての高低差を伴う郭切岸郭外周には土塁跡、更に二箇所の井戸跡も現存しており見る者にとっては非常に目を楽しませてくれる山城でもある。毛利氏後に改修をされたと思える主郭櫓台を形成する石垣跡、随所に残る石垣跡などは崩落石も含めて毛利時代のものとして判別可能でもあり、これらからも多くの郭壁は石垣で固められていたとも推察出来る。縄張りにおける個々の郭規模は大きく、山上を覆う郭群だけを見れば狭小な郭などは皆無に等しく、非常に豪快な山城の印象を受ける。これである程度整備がされて遺構群も見て回りやすい状態にあれば、間違いなく推奨出来る城跡としてリポート掲載出来たのだが、現状を窺う限りでは「石垣跡の残るお薦め程度の山城」と言わざるを得ない。ただ状態は悪いが遺構の残存度は非常に高いものがあり、山城としての醍醐味も充分に味わう事が可能でもあり、個人的には満足感に浸ることは出来た。冬季訪問あるいはこれから後に少しでも状態が改善されれば城跡もこの限りではないのかもしれないが、、

1route 登城ルート

3_1_2 城跡概念図

8 登山口

2_2 現地案内板より

10_takaisigaki_1 高石垣見所

13kayanohira 郭跡

16_ido_kaku 井戸跡

31_tukiyama_heki_isi_2 郭壁の石垣跡見所

33_shukaku_nai_2 主郭

34_oku_yaguradai 主郭奥櫓台

36_mawari_isigaki_5 櫓台石垣見所

« 近津長谷城跡(三重県多気郡) | トップページ | 淡河城跡(兵庫県神戸市) »

中国(山陽)地方の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 五品嶽城跡(広島県庄原市):

« 近津長谷城跡(三重県多気郡) | トップページ | 淡河城跡(兵庫県神戸市) »

無料ブログはココログ