鏡山城跡(広島県東広島市)
広島県東広島市西条町鏡山にあって鏡山公園内に聳える山の山上が城跡、最初の築城は大内氏によるものであるが尼子氏との抗争により城主の変遷の激しい山城である。
城跡へは山陽自動車道「西条」が最寄のICで、そこから国道375号を南下し国道2号を越える。広大な規模でもあるサイエンスパークを目指せば自ずと北西に位置する鏡山も確認出来、道路沿い登山口までは難なく辿り着ける。
現状(12月)城跡は公園としての整備も行き届き、冬季でもある事から見通しも良く、規模も大型ではないので山上における遺構群は全て判別確認が容易に出来る状態にある。道路沿いの案内板から上ればすぐに郭跡と確認出来る平坦地及び土塁が目に留まり、ここから更に上れば南郭群を通過しながら連続縦堀、三の丸、二の丸を経て山上主郭までは到達出来るが、郭壁は自然岩を取り込んで形成された箇所、あるいは部分的に石垣跡も窺う事も出来、崩落石の多いことからも石垣が相当多用されていた城跡とも想像出来る。井戸跡も山城にしては珍しく数箇所の郭跡に残っており、当時山上には居住空間が存在した事を物語っている。城跡は見所も多く、登山口郭跡から始まって連続縦堀、西尾根を断つ二重堀切、主郭石列、井戸跡、高低差のある切岸、更に整備の行き届いた郭跡まで満遍なく見て楽しむ事が出来、状態が良いので当時に思いを馳せる事も容易であり、戦国期山城を体感し堪能するにはこれ以上は望めない城跡とも感じられた。まだ中国地方においては数多くの山城を訪問した訳ではないので他とは比べられないが、恐らくこれ以上の状態の良い山城には中々巡り会えそうにも無い気がする。比高100mにも満たない山城ではあるが山上は非常に急峻でもあり、常に自分が追い求める「天空の城」と呼ぶに相応しいイメージの山城と目には映った。
山陽自動車道を降りて数分程度走ればで訪れる事が出来、仮に途中下車したとしても決して期待を裏切られるとは思われず、満足感に浸れる事請け合いの推奨出来る山城の一つである。













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