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2009年1月11日 (日)

筒江城跡(兵庫県朝来市)

この城跡は兵庫県朝来市和田山町筒江にあって、丘陵上に位置している事からも館城の性格が窺われ、ほぼ主要二郭で形成される分においては縄張り妙味には余り期待出来ないが、それを補って余りある遺構残存度の高さ、直立に近い切岸及び空堀の見応えなどは抜群でもあり、外見から城跡を窺う以上の醍醐味を感じ取る事が出来る。知名度も無いに等しく相当マイナーな城跡ではあるが、国道からも寄り道程度で訪問出来るのでお手軽でもあり、個人的には是非訪問をお薦め出来る物件でもある。

城跡へは国道312号を走れば「加都北」交差点で東側に針路変更、後はルート図の如く城跡目指して向えば難なく辿り着ける。城跡は丘陵上にあるので進入口としてはどこから取り付いても直ぐ主郭に到達出来るように思えるが、周囲は直立に近い切岸と深い笹藪に遮られ、写真に示す南端の民家の間の細い道から向うのがベストな選択だと思える。

現状(12月)城跡は状態も良い部類に入り、北側の密生する雑木笹藪地を除いては視認及び移動にも差障り無く、現存する遺構はほぼ判別確認可能な状態にある。中でも主郭と副郭を繋ぐ上り土橋それに付随する空堀、主郭北側の大土塁を伴う大空堀などは残存状態も良く、高低差を誇る切岸と並んで当時に思いを馳せる事も容易となっている。もちろん城跡最大の見所とも言えるもので、規模の大きい二郭と併せた城跡は予想した以上に見応えがあり、日も暮れそうな時分に立ち寄った為に足元が見え難くなるのも忘れて、何度も遺構回りを行ったり来たり繰り返してしまったほどである。お陰で画像も鮮明さが失われており、遺構の説得力には少し欠けてしまってはいるが、冒頭に述べた様に戦国期を物語る残存遺構には素晴らしいものがあり、国道の移動ついでに寄れば決して期待は裏切らない城跡と断言出来るものでもある。

しかしながら但馬地方における城跡の郭切岸の高さ、状態の良さはどれも半端なものではなく、縄張りプランあるいは保持されて来た自然環境によるものとは思われるが、現在でも当時の切岸を再現したかの様にも窺われ、しかも相当明確に残っているので何時もの事ながら感動を覚えてしまう。

1route 登城ルート

6tozanguti 南端の進入口

3tu 城跡概念図

7tojyou_dorui 堀切へ

10_horikiri_dobasi_2 主郭へ上り土橋見所

13_horikiri_yori_fuku 堀切より副郭

22_fukukaku_horikiri 堀切見所

15_shukaku 主郭

23_kita_karahori_3 23_kita_karahori_4 北堀切土塁見所

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