« 市原城跡(兵庫県篠山市) | トップページ | 家老ヶ岳砦跡(京都府亀岡市) »

2008年12月24日 (水)

城山城跡(兵庫県たつの市)

兵庫県たつの市揖西町中垣内、新宮町馬立にあって、古代に構築された石塁が見られる様に、古代山城としては既に成立しており、播磨守護赤松氏によって代々改修されながらも、落城時まで居城とした中世山城として有名な城跡。

城跡へは登山道が幾通りもあるのでルート選択には迷う、相当大回りなルートにはなるが、今回は案内でも大手となっている「馬立」集落の山裾にある広い集合墓地からスタートする。このルートでは山上にある亀池まで上り、そこからは広域に及ぶ古代と中世の混ざった縄張りを確認しながら、あるいは「亀岩」などの奇岩も見学しながら稜線沿いに歩き、南側最高所である亀山(山上郭)から本郭群を目指す事になる。距離も時間もたっぷりとかかるが、自然と一体感を味わいながら山歩きも同時に楽しめるので、意外に距離は余り感じさせない。しかし流石に城跡北側の稜線に出るまで約60分かかる上り斜面はきつく、何度も休憩を挟み景色を眺めながらの行軍となった。

1_1 登城ルート

2a_3 現地案内板より

斜面を登り切り、稜線に出て亀池見学などの寄り道をしなければ約30分程度で亀山山頂には到達出来るが、ルート図に示す馬立から南側の、興聖寺側からも地図上では最短と思われる登山道が城跡まで直接通じているらしく、そちらから上れば30分は短縮(それでも約60分かかる)出来そうに思われる。

城跡は標高約460m(比高400m)の亀山山頂から南側二箇所の峰に跨って郭は展開されているが、中枢を成す郭群は南側二峰に挟まれた少し谷状地にあり、居館跡とも見受けられる郭と付随する郭群が更に南へと連なっている。登山道中にも郭跡と見受けられる削平地は尾根上に点在しており、どこまでが城域か見当も付かないほど広域にわたっている。もちろん古い形態の山城である為に、山上郭群を含んだどの郭跡も切岸などは窺われず、前述の屋敷跡と見受けられる郭群でやっと切岸、石垣跡などの遺構を見て取ることが出来たぐらいである。石垣跡も大掛かりなものは残存していないが、更に古代まで遡った石垣跡は案内説明版に表記された付近で確認する事は出来た、しかし自分の目で見た石垣跡はどう見ても赤松時代の少し粗い石積み跡(写真参照)と見受けられるもの、古代の石垣跡とはとても思えないものであった。(自分の故郷近くの古代山城にも神籠石が残存しているので、違いはある程度分かる)

3a 主郭周りの縄張り

25_sanchou_shukaku 亀山山上郭跡

28 石垣跡見所

33_yasiki_dankaku 本郭周りの屋敷跡

34_honkaku_isi 本郭の石垣跡

40_dankaku 郭跡

41minami_dorui_kaku 南郭群

39_koguti_mawari 本郭群

三つの峰の山上付近においては方向感覚がなくなるほどの同じ地形ばかりで、結果的には案内にもあった高さ3m全長40mに及ぶ石塁をこの目で確認する事が出来ず、山中を徘徊するばかりで時間を取られ、最後まで御目にかかることが出来なかったのが非常に無念の極みであった。(道標はせめて設置して欲しい) しかしこれだけ歩けば、まだ探そうとする意欲は既に無くなっていた事も確かなので、今回は仕方の無いことか、、  山城に過度な期待を求めなければ、登山道も整備されており山歩きも楽しめて、満足感及び達成感に浸れる事、請け合いの城跡と言えよう。

« 市原城跡(兵庫県篠山市) | トップページ | 家老ヶ岳砦跡(京都府亀岡市) »

兵庫(三田~播磨地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1070646/25699817

この記事へのトラックバック一覧です: 城山城跡(兵庫県たつの市):

« 市原城跡(兵庫県篠山市) | トップページ | 家老ヶ岳砦跡(京都府亀岡市) »

無料ブログはココログ