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2008年11月30日 (日)

小西城跡(京都府綾部市)

 京都府綾部市小西町にあって、既にリポート掲載済である六反城跡からは西側へ歩いても行ける距離にある。波々伯部氏の居城と聞くが、兵庫県篠山市にある淀山を居城とした波々伯部一族の城かどうかは調べるまでには至ってはいない、詳細は不明

城跡へは六反城跡を起点にすれば分かり易く、ルート図の如く西側へ向いて道幅の狭い道路を道に任せて進行、集落奥に向いて進めば未舗装となるが更に進めば集合墓地が目に入り、車はここで空きスペースに駐車する、そこからは一部山道を利用して南へ迫り出した尾根先端に取り付き、僅かな踏み跡の残る尾根を登り切れば、広い城域を持つ城跡の山上西側削平地に15分程度で到達する事が出来る。

綾部市にある城跡のほとんどがそうである様に、この城跡も自分の手元には情報が皆無に等しく、存在のみは分かっていたので地図上でおよその見当だけを付けて、何の期待もせずに臨む事となったが、結論から先に述べると、山上では予想を遥かに上回る、状態の良い素晴らしい残存遺構の数々を目の当たりにする事となった

城跡の本郭群は到達地点である山上削平地から東側にあり、西側にも切岸処理の窺われる郭跡、更に西側へ向いて山上を目指せば、山上全体を占めている削平跡の窺える広大な平坦地(東西に長い)に到達出来る。もちろん見る限りにおいては当然縄張りの一部と見られる西山上郭とも呼べるものである。到達地点から東側が本命とする本郭群に相当するが、尾根上削平地を通過すれば堀切を形成する主郭背後の壁の如き切岸が迎えてくれる運びとなり、そこを越えると大規模な主郭に突入する。更に東側は段郭を尻目に斜面を下った場所に設けられた堀切で、本郭群の東端に到達したものと察せられる。更に東側急斜面を下りた枝尾根上にも、郭の展開は成されている様にも窺われたが、次の予定もあり今回の探索はここまでとして下山と相成った。

城跡に技巧さは余り見受けられないが、本郭群の状態の良い直立した切岸、主郭に設けられた櫓台土塁などは充分見応えがあるもので、山城そのものの規模が大きい事からも城跡からは非常に醍醐味を感じ取る事が出来る。東側民家に達するまでの枝尾根未踏地は、少しだけ再訪の余地は残してしまったが、個人的には期待を全くしていなかっただけに、満足度はほぼ100%近くには達するものとなった。

1route 登城ルート

7 進入路

3kon 城跡概念図

20_shukaku 主郭

19_yaguradai 主郭櫓台

30_heki_1 東郭群切岸

32_higasi_dorui_koguti_1 東斜面土塁虎口見所

16_naka_horikiri_dorui 主郭西堀切土塁

9nisi_demaru_gun 西出郭群

15_nisi_sannjyou_kaku_1 西山上郭

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