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2008年11月23日 (日)

東中城跡(兵庫県丹波市)

new 兵庫県丹波市春日町東中にあって、既にリポート掲載済である赤井氏一族の居城「三尾山城」から見れば、別山尾根の北西麓に位置している丘城であり、城跡からは険峻な山容を誇る三尾山が直ぐそこに望める位置にある。黒井城主である荻野(赤井)氏の家臣である河津氏の居城と伝わるが詳細は不明。

城跡へは篠山方面から向う場合、国道176号あるいは175号を走り、県道69号に進入する事が先決となる、県道を東から西に向いて走れば、「東中バス停」傍の石碑のある場所から南下して八幡宮を目指す、車はこの付近に駐車出来るのでここからは池の堤防に沿ってルート図の如く歩けば、自ずと城跡までは5分もあれば到達出来る。

城跡は南北に細長く、全長100m程度の小規模なものであるが、技巧さも伴う遺構がこの中には凝縮しており、当時が甦るかのように残存状態が良く、更に手付かずの遺構は残存度も非常に高い見受けられる。丘城なので切岸も高く迫力があり、空堀から虎口跡、縦堀、土塁に至るまで、見所も満載の素晴らしい様相を呈している城跡である。南端に櫓台土塁の備わった主郭は規模も大きく、50m陸上競技が楽に行えそうでもあり、小規模には余り感じさせないものがある。三尾山城から覗けば北西側の麓真下にあり、形態及び機能あるいは規模においても砦程度の城跡なのであろうが、実際に城跡を目の当たりにしてみれば、全体像がある程度窺えるだけに、予想以上に見応え並びに迫力を感じ取る事が出来る。

丹波にはまだまだこの様に状態の良い、隠れた城跡が残っているとは驚きでもあり、個人的に城跡を評価すれば、期待は絶対に裏切られる事は無いと断言出来るので、まだ未訪の方は是非訪問して、砦規模ではあるがその中に凝縮された遺構の醍醐味を味わって頂きたいと思う、正に推奨に値する城跡である!

1route 登城ルート

4_2 城跡遠望

3higasi 城跡概念図

10_minami_gawa 城跡南端より主郭切岸

16_tatebori_e_1 17_higasi_tatebori_dorui_1 南堀切より縦堀へ見所

21_shukaku_minamigawa_1 主郭

25_kita1_yori_shukaku_heki_1 主郭北側切岸見所

31_nisi_koguti 西虎口見所

25_yagura_yori_kita1 北郭

30_karabori_dorui_1 西虎口下の空堀土塁見所

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コメント

「東中城」に行かれたようですが。
私の友人T氏が地元のK氏より聞き取りの結果、遺構が判明しました。その結果を私が「丹波霧の里の天々宇知栗氏」のサイトに別の場所(遺跡地図に表記)を紹介されているのを見て、連絡したところ早速訪問されてホームページに紹介されました。
私たちが10月に遺構を確認したところ、おっしゃる通りこんな低丘陵に明確に遺構が、残っていることに感動しました。何度もこの前を通りながら見過ごしていたことについて、今一度城に対する認識を改める必要を痛感しました。今日(11月23日)市島の「白ごう寺の城」と氷上の「野山城」に行き、その帰りのこの城の前を通り「栗柄峠の砦」に行って帰ってきました。

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