柏原八幡山城跡(兵庫県丹波市)
兵庫県丹波市柏原町柏原にあって町内の中央に位置する柏原八幡宮は既に城跡の一部と考えられる、丹波攻略軍である明智の陣城と伝わるがこの地方の中心地であるからには本来は早くから城跡は成立していた可能性もある
城跡へは国道176号より柏原八幡宮を目指せば迷わず辿り着けるが、神社は既に出郭跡の転用と考えられ八幡宮の背後には唯一城跡の見所でもある大堀切が設けられている。そこからは少しなだらかな傾斜を上った北側に設けられた給水施設によってある程度地形改変があったとも見受けられるが事実は不明、そのまま山上近くまでは登ってみたが明らかに郭跡と思える平坦地形が数箇所に窺われ縦堀も備わっている事からしても山上に向けて細長い尾根を目一杯利用した城跡とも考えられる。北に上るほど地表風化も激しく郭跡の段差及び切岸などは非常に判別が難しいが山上を物見あるいは狼煙台として活用していたとも推察出来る。
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