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2008年10月 2日 (木)

但馬白山城跡(兵庫県豊岡市)

兵庫県豊岡市日高町赤碕、日置にあって宿南城跡とは円山川を隔てた北東側に位置する急峻な山容である進美寺山の山頂部が城跡。北側尾根上にある進美寺も当然城跡ではあるが、白山城跡はそれの詰城的機能をもった城跡の様に窺える。城跡の歴史は古く南北朝期に築かれ南朝側の拠点ともなった城跡と伝わるが、遺構群を見る限りでは改修を重ねて戦国期まで機能していた様にも窺える。

城跡へは国道312号よりルート図の如く赤崎橋を渡れば正面に見える山が進美寺山(標高361m)で集落に入れば案内看板もあるので登山口はすぐ分かる。北側の遠方からも寺院に向う林道が直接通じているらしいが狭く距離もあり尚且つ小型でトルクがないと上れないと地元の人に聞いたので通常の登山道(寺院参拝道)で登ることにした。城山を外見から判断する限りでは相当辛い登山になりそうだが山城を直に味わう為に覚悟を決めてスタートする。

1route_2 登城ルート

4_shukunami_yori 宿南集落より城跡遠望

登山道任せで白山城跡を目指すが地形から見ても西枝尾根上は探索しておきたかったので、石碑案内のある進美寺との分岐点でそのまま崖状急斜面を横滑り状態で上り必死の思いで西尾根に辿り着くが、やはり自然大岩を取り込んだ尾根に沿って長い郭跡が現存しており苦労してここまで来た甲斐があったと納得する。ここまでには多少リスクは伴うが訪問時には是非訪れてこの険峻極まりない地にある郭跡を体感し巨岩の上で達成感と満足感を味わって欲しいと思う。しかしながら山上主郭までにはまだこの郭跡から60m近い高低差があり、到達する為にはこの崖状急斜面を上らなくてはならず当時の人達はどこからここまで辿り着いて更に山頂まで登っていたのか不思議な気にもなる、それほど登るのに足場はあるが急崖なのである。

白山権現のある山上主郭の動き回れる範囲においては現状(九月)それほど藪化もしておらず縄張りも把握し易く、残存遺構としては郭跡及び切岸を除けば社殿背後にある大土塁ぐらいで見応えのある遺構は存在しない。しかし西尾根郭も含めたこの険峻な山上郭自体が天険の地でもあり山城としては充分過ぎる見応えがあるのである、進美寺城の詰城の機能を持った城跡と考えれば大規模でなくとも納得出来るし自分にとってはこれも「天空の城」と呼ぶに相応しい城跡の一つである。

3ha 城跡概念図

17_nisi_one_kaku 西尾根郭跡

22_nisi_hasi 西尾根郭先端

23_sanjyou_kaku_2 山上主郭

24_haigo_dorui 主郭内の社殿背後の土塁

27_nisikaku_yori_shukaku 西郭より主郭切岸

29_kita_kaku 北郭

尚、山上主郭までには通常の登山道でそのまま行けるので西尾根上の郭に寄らなくとも迷わず辿り着け、鳥居のある分岐点から東へ下りていくと数分で進美寺のある中枢とも言える郭群に辿り着く事が出来る

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