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2008年10月23日 (木)

宮津八幡山城跡(京都府宮津市)

これぞ連郭式山城の王道を行く城跡である!丹後にもこれだけの誇れる山城が存在するのである

new 京都府宮津市宮村にあって、集落の北側に位置する猪岡八幡神社から東側山上主郭までの尾根上が城跡、かつては丹後の守護大名であった一色氏の居城と聞くが、案内説明板によれば築城時期及び城主等は明らかにされておらず、確証は無いとの事が付記されてある。

城跡へは宮津市内から県道9号を南下した場合「コーナン」の信号をルート図の如く東へ進行すれば、目指す八幡神社には容易に到達出来る。先にリポートを掲載した上宮津城跡からは車で移動すれば5分前後の距離にあるので、二城同日訪問すれば効率よく回れるはずである。

京都丹後方面の山城巡りも既に六城近くに達したが、近畿圏にあってもどうやら近畿北部の山城の傾向は少し違うようで、個人的主観ではあるが特に郭切岸が鋭角(直立)に、更に高く、そして主郭を筆頭に個々の郭面積が広く、特に居住性を重要視した縄張りプランである様に感じ取れた。この八幡山城跡も例外ではなく神社背後より山上主郭まで10段連なる郭群はいずれも個々の郭規模は大きく採られており、切岸の高低差も相当なものである。この城跡について語り始めると限が無くなるので手短に遺構見所を挙げると、既に城域と見受けられる神社上り始めの敷地両脇にあるV字谷に見える大空堀(人工物であれば驚愕の遺構)神社本殿到達前の絶壁状の切岸(高さ20~30m規模、自然地形では無い!)、個々の郭群の切り立つ切岸主郭壁の石垣跡などである。大阪北部から兵庫県及び京都府丹波を主戦地に置く自分にとっては、この方面の膨大な土木量で築き上げられた大柄な城跡が非常に新鮮に映る。もちろん当時丹後一帯を統治していた国守である一色氏の築城技術としての集大成が結果として現れているのかもしれないが、、

現状(10月)城跡は風化、藪化共に進行中で、決して良い状態とは言えないが遺構はほぼ判別確認可能な状態にある(ただし縦堀の有無は未確認)、神社の鳥居を潜ってから登山道に沿って、山上主郭まで連なる郭群は残存度も高く、見所も多く更に見応えもあるので飽きる事無く全体を見て回れる。

1route_4 登城ルート

3 城跡概念図

12 神社へ

17_nisi_oohiroma9 城中最大郭

20_yagura 櫓台土塁見所

31kyodai_heki 城中最大切岸見所

35_shukaku_he_isidan 主郭へ石段

36_shukaku_kita_isi_1 主郭北側石垣跡見所

46_shukaku_nisi_kado_isi 主郭西側石垣跡

40_shukaku_1 主郭

42_higasi_kaku_1 山上東郭

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京都(丹後地方)の山城」カテゴリの記事

コメント

takuさま

先日の遠征時にここも訪問しました。8年前にご訪問ですが、
多分記憶にあると推察します。

ここは地域でも珍しく麓に説明版あり、歴史ロマンに浸りながら、又遊歩道も整備であとxxmという表示も完璧で初心者でも安心してお勧めできる城址と思いました。なんといってもここの売りは綺麗な規模感のある段郭と切岸。

非常に良い状況で残っていますね。主郭は小さいですが、その途中の遺構は次から次へと出現し、
大型山城ですね。

主郭からは天橋立の砂州もばっちりと見え、当時の城主も戦いがないときはこれを見てロマンに浸っていたのでは?と思うほどでした。

道なき道の激斜面後の達成感とは違う満足感を感じました。
ありがとうございます。

この城跡は、「正しくこれぞ山城!」と呼ぶに相応しい山城でしたね。
これでもかと言わんばかりに、山頂から麓まで隙間なく重なり合う規模の大きい段郭群及び切岸、郭間を遮る形の空堀は施されていなかったようですが、その醍醐味も含めて見応えは充分なものでした。
高低差のある切り立つ切岸が、防備に一役買っていたものとは思えますが、一色氏に関連した城跡らしく、切岸が最大の売り!といったところかも、、、
激斜面登山は必要ありませんでしたが、ヒデさんにとっては少し物足らなかったのではないでしょうか。

takuさま
コメントありがとうございます。
前日にそこそこの激斜面の日ヶ谷城址、丹後大島城址、下世屋城址を攻略して、結構足パンパンでした。次の日の朝一番にここは訪問して、
いつも激斜面だと本当に心が折れ、人間性がおかしくなると思いうような気がしますが、偶にかような遊歩道整備があると嬉しいです。

車の両輪と同じで適度にバランスとれている方が
精神的にほっとします。逆に遊歩道整備ばかりだと、太腿が唸り、激斜面を攻略したくなることもあります。
先週末は鳥取の帰りに未訪の京丹後市を訪問したので、又お付き合いの程お願いします。

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