« 滝山城跡(兵庫県神戸市) | トップページ | 落葉山城跡(兵庫県神戸市) »

2008年10月31日 (金)

芥川山城跡(大阪府高槻市)

大阪府高槻市原にあって摂津峡公園の峡谷を挟んで東側の三好山の山上から東側の別峰までが城跡、別名三好山城と呼ばれる様に過去城主は交代はしているが三好氏全盛期の城として北摂地域では有名な山城。

城跡へは国道171号から向うと分かり易く、松下電子工業のある大畑交差点で一般道115号に針路変更、そのまま道任せに直進し「摂津峡公園」を目指し、後はルート図の如く橋を右折すれば数十m先に道路沿いに案内板が設置されているので、ほぼ城跡の近くまでは来ている事は確認出来る。しかしここからは北側に位置する「黄金の里老人ホーム」を目印としてその横を抜けて山道に入るのだが、狭い住宅地の為に小型車でも路駐出来そうなスペースは無く、北側の山手集落は更に無理、どこか幅のある道路を探して無理に路駐するか公園側に駐車して歩く他は手は無い。老人ホームを抜ければ図の如くそのまま城跡に向う山道に繋がるので、迷わず到達する事は可能である。

現状(10月)城跡は最高所でもある石碑の建っている主郭周りを除けば相当藪化進行中でもあり、場所によっては密生する下草及び雑木などで踏み入る事の出来ない郭跡も多数ある。更に竹林地も多く移動及び視認に難渋する箇所も沢山あるので全域を踏破し、遺構を判別確認するなどは到底無理な状態と言える。縄張り図における六割(東主郭から東側の郭群まで)の郭跡、及びそれに付随する遺構を確認出来れば由とする気持ちで丁度良いのかもしれない。城跡の見所としては縄張りはもちろんの事、大手道に位置する大石垣跡、郭壁随所に窺われる石垣跡、状態の良い郭切岸、土塁、縦土塁、堀切などが挙げられ、山城を形成すべく技巧的な遺構は全て備わっている見てよいものである。郭壁に石垣を用いる事は恐らく三好氏の時代に改修されて行われたものと見受けられるが、同じ石垣城である飯盛山城跡とも似る部分が数多く見られ、大石の使用あるいは石積み方法などに顕著に表れている。

とにかく桁外れに城域が広く、更に山上における郭占有面積も大きく、小型の山城の三城分に匹敵しそうにも見受けられる。山容からなる地形を上手く縄張りとして取り込んで築き上げられ、要所には石垣を用いてより堅固に築造した所などは飯盛山城、滝山城と並んで三好氏屈指の縄張りプランであるとも言える。この素晴らしい山城も三好氏二城と同様に語り出すと限がないので、まだ未訪の方は是非これから冬季に入れば比較的ましと思われる状態の時期に訪れて、この見応えのある戦国期山城の素晴らしさを体感して頂きたいと思う。

当時の阪神地区から四国に亘るまでを勢力圏に置いた三好氏の勢いがそのまま城跡に反映されていると言っても過言ではない山城である。

1a 登城ルート

1xxz 案内板による縄張り図

4_1 山道からの城跡遠望

10_isigaki_2 山道沿いの石垣跡

12d_idoato 東端の屋敷跡か

21_higasikaku_sita_dankaku 東郭群

19 東郭群の石垣跡

Higasi_kaku_dorui 東郭群の主郭土塁

26_higasikaku_shukaku 東郭群主郭の櫓台

27_dobasi 主郭側へ向う途中の土橋堀切

33_oote_ooisi_1 中央大手の虎口大石垣跡

38_shukaku_koguti 主郭下帯郭への虎口

39_shukaku 主郭

« 滝山城跡(兵庫県神戸市) | トップページ | 落葉山城跡(兵庫県神戸市) »

大阪府の山城跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 芥川山城跡(大阪府高槻市):

» 摂津峡の桜紅葉 [高槻のええとこブログ]
最高のお天気の晩秋の摂津峡。春、お花見をした桜たちも、今は、美しく紅葉していて、ひっそりと冬支度をしているようでした。桜のトンネルだったところには、もう、葉がたくさん落ちていました。また、あずまやでは、笛の練習をされている方がいて、心地よい音色にうっとり... [続きを読む]

« 滝山城跡(兵庫県神戸市) | トップページ | 落葉山城跡(兵庫県神戸市) »

無料ブログはココログ