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2008年10月21日 (火)

山田城跡(京都府与謝郡)

new 京都府与謝郡与謝野町野田川上山田にあって祥雲寺北背後の山の山上が城跡、見ようによっては寺院は居館跡の可能性も窺われる。城史に関しての詳細は不明

城跡へは国道176号を北上した場合、与謝野町古墳公園を過ぎてしばらく走り国道312号の看板で左折(西)、そのまま少し走ると右前方の山の中腹辺りに石垣造りの寺院が見えてくるので位置は確認する事が出来る。後はルート図の如く狭い道路を進み上れば寺院の駐車場まで到達出来る。到着後は寺院敷地内の西端から踏み跡の薄れた山道を登って行けば、南から順に郭跡を確認しながらでも主郭までは15分内で辿り着く事が出来る。

1route_3 登城ルート

4_1 国道から城跡遠望

5_tozanguti 進入登山口

3yama 城跡概念図

現状(10月)城跡は中腹までは全て竹林地、山上郭群は雑木林で風化も激しく荒れ放題となっているが、竹林地を除けば木々の密生状態にまでは至っておらず、案外見通しは効く、更に切岸が意外にしっかり残存している為に郭形状はもちろんの事、遺構はほぼ判別確認可能な状態にある。城跡は但馬磯辺城跡と雰囲気が良く似ており立地環境は随分違うが高低差があり壁の如く直立する切岸、規模の大きい郭群などは技巧さでは劣るがほぼ同レベルにあると言ってもよい、ただし残存状態は比べるまでも無く前者に圧倒的に軍配が挙がる。縄張り変化にも富んでおり充分に楽しめるが、見所は何と言っても先に寄った有吉城跡と同様に郭を形成している切岸で、規模の大きい主要郭周囲斜面は全て高低差10mに及ぶ切岸となっており、これらには圧倒される事請け合いでもある。実際に当時は凄い土木量を以って築き上げられたものと察せられる。尚、主郭から南東側竹林地にも麓に向けて数段にも及ぶ郭群が重なり合って形成されているのが外見からも確認出来たが、移動に難渋するとも思え踏破は断念する。城跡そのものが麓から高低差を付けて要塞の如く郭を重ねたものでもあり、技巧的な縦堀などは見受けられなかったが実際は竹林に遮られて見えなかったのかも知れない。11_3maru_gedan

三の丸下段

16_2maru_heki_1 二の丸切岸見所

22_shukaku_e_koguti 主郭切岸と虎口

24_shukaku_3 主郭

33_shukaku_minami_heki 主郭南切岸

27_higasi_hasi_horikiri 東端堀切見所

意外に府内でも丹後と言う僻地に存在するせいか、今一名前が知られていない城跡の様にも窺われるが、遺構残存度は極めて高く、城跡としての規模も比較的大きく、決して見逃してはならない城跡だと個人的には思うのだが、、、

この城跡の様に京都府内にはなぜか城主すらはっきり分からず歴史上にも余り顔を出さない規模の大きい城跡がまだ数多くあると思われるが、現地に赴くと予想以上あるいは期待を遥かに上回る城跡が多く、これからまだまだ未訪となっている丹後地方の山城巡りが非常に楽しみになって来る処である

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