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2008年9月 9日 (火)

細工所城跡(兵庫県篠山市)

兵庫県篠山市細工所にあって集落の北東に聳える標高404mの山の山頂から南西尾根上が城跡、丹波の荒木鬼と異名を取った荒木氏の居城であり八上城主である波多野氏に属したが明智軍によって落城させられる。

城跡へは国道173号線から集落に入り(先に訪問紹介した貝田城とは至近距離)道路沿いの案内板より倉庫横を通り過ぎて山に向かう。山頂主郭までは案内つき登山道が通じているので迷わず辿り着けるが、厳しい上り斜面が待ち受けており30分程度の所要時間は必要である。

城跡は麓の上り口からすぐ上の尾根は城域となり居館跡とも見受けられる規模の大きい郭跡があり、高さのある櫓台土塁の背後には見所でもある大堀が設けられている。ここから先は山上までひたすら斜面を登る事となるがその間に数箇所の自然地形に近い規模の大きい郭跡は確認できる。山上主郭周りの郭群は削平も行き届き切岸処理も行われたものであり、城跡全体は直線的ではない尾根地形そのものが高低差と相俟って最大の防御機能になっている様にも見受けられる。自然地形をそのまま利用して削平し切岸処理された郭群に技巧さも縄張り妙味も求める事は出来ないが、地形そのものが既に縄張りの一部と化している素晴らしい縄張りプランの城跡だと痛感するに至った。

現状(三月)城跡はある程度整備されており冬枯れ後とも相俟って見通しも良く遺構は全て容易に判別可能となっている。元々木々が少ない為に四季を問わず何時でも訪問出来そうな城跡のようにも思われる。

1route_2 登城ルート

6_tozanguti 登山口

3a 城跡概念図

18_daidorui_yori_yasiki 南西先端の広い郭跡

21_daidorui 南西郭背後の堀切と櫓台切岸

40_2maru 二の丸

41_2maru_yori_shukaku 二の丸より主郭

42_shukaku_nai 主郭

46_3maru_yori_shukakuheki 三の丸より主郭切岸

48_nisikaku_tori_shukaku_heki_1 主郭西側切岸

尚この城跡上り口から真南に突き出した尾根上には広大な南出城と呼ぶに相応しい砦跡が存在する、そのまま少し歩いて数分移動するだけで端祥寺墓地を登れば到達出来るので見ておいても損にはならないだろう。131

南砦跡

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コメント

TAKUさんこんにちは!猪名川町のイッシーです!先週の土曜日に細工所城跡に行ってきました。登城口を探すのにすごく大変でした!城跡概念図を見ながら城跡巡りしましたので一時間ほど城跡にいました。さすが丹波の荒木鬼の城跡と思いました!次は丹波の赤鬼の城跡巡りに行きます。これからも山城跡巡り頑張って続けて下さい。応援いたしております。自分も山城跡巡り続けて行きます。

TAKUです、コメント拝見致しました。
奥谷城も同時に訪問されたようですね、どちらも見応えはあったものと思えます。
「赤鬼」の居城は、山頂を主郭とした本来の黒井城(石垣城)と、西尾根に接する西の丸城(土塁城)がありますが、どちらも素晴らしい山城なので訪問し甲斐はあるものと心得ます。
最近のイッシーさんの精力的な山城巡りには驚かされておりますが、11月いっぱいまでの近畿圏内の山城においては、冬眠前の熊が餌を求めて山から民家付近まで下りて来てウロウロしています。それを過ぎるまでは非常に危険を伴う訪城となりますので、是非「鈴」だけは携行して下さい。それも大きな音色の鈴が良いと思いますが、それによって熊も近寄っては来ませんので、多少の身の安全は確保出来るものと思えます。
山城巡りには最適のシーズンとなって来ましたが、低山と言えども決して侮る事なく、安全で充実した山城巡りをされる事を願っております。

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