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2008年9月24日 (水)

山辺城跡(大阪府豊能郡)

大阪府豊能郡能勢町下山辺にあって西出郭とも見受けられる西林寺の東側に二つの峯を持つ鷹爪山が城跡、大町氏の居城と伝わるが詳細は不明

城跡は能勢富士とも呼ばれる標高434mの山頂にあるがはっきりした登山道が無く、西林寺南東側の大手(小字名)より上ると相当時間も距離もかかるので最短で城跡南側に位置する月峯寺側から上る事をお薦めしたい。寺院北側の中腹にある住宅地のほぼ最北(奥)まで車で上り廃屋の空き地にでも駐車すればルート図にあるが如く急斜面の直登となるが山上まで15分で辿り着ける。

1route 登城ルート

Honjyou_enbou_1 梅雨時の鷹爪山

Zz 城跡概念図

城跡訪問は下草の少ない真冬(1月)を選んで今回で二回目となるが、やはり冬枯れしており見通しも良く山上郭群の遺構はほぼ判別確認出来る状態にあった。城跡の特徴としてはこんな険峻な山上に拘らず郭壁には石垣が多用されており至る所に石垣跡を見ることが出来、便宜上北端にある郭を主郭とするがこの付近の西側帯郭側壁に最も多くの石垣跡を眼にする事が出来る。規模も山上二つの峯に跨っており高所にありながら山上全域を郭化している大きなものである。見所は縄張りを含めた全て言っても過言ではなく山城ならではの自然岩を取り込み郭を形成したり、切り立つ崖をもって切岸としたり細部に渡って思わぬ発見が得られる。中でも見逃してはならないのは山上郭群より一旦下りた東に位置する出郭で、小規模ではあるが当時に思いを馳せる事の出来る周囲を取り囲む土塁及び虎口が良い状態のまま残存している。

8_1 三の丸南側

15_oku_2maru_2dankaku 中郭より二の丸側

30_shukaku_nai_1 主郭

35_shukaku_isi_1 主郭壁の石垣跡

37_shukaku_obi_isi 西帯郭壁の石垣跡

40_shukaku_obi 西帯郭

46_demaru_koguti_dorui 東出郭土塁虎口

現状、意外にもある程度山上は整備されており木々も少なく下草もそんなに多く蔓延ってもおらず、訪問時期としては冬季にこしたことはないが山城の雰囲気を味わう程度なら四季を問わず訪問可能と言えるのではないだろうか。

尚、この城跡には西麓から東麓にかけて多くの砦跡並びに出郭群が存在しているので次の機会において訪問リポートしたいと思う。

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コメント

TAKUさんこんにちは!猪名川町のイッシーです昨日TAKUさんにおすすめしていただきました城跡に訪問してきました。山辺城跡と森上今西城跡と山田城跡と上杉城跡に訪問してきました。どれも充実した遺構残存度に驚き感動を味わえましたそれと遺構などの勉強にもなり最近ますます切岸や堀切などもだいたいわかるようになってきました。山城跡訪問をこれからも続けていきますのでTAKUさんに少しでもお役にたてる情報を見つけたいと常日頃思っています。これからも頑張って山城跡訪問してください!

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