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2008年9月17日 (水)

伊賀谷城跡(兵庫県豊岡市)

new 9/11(訪問) 城跡は人里離れた隠れ里の如き辺境の地にあって、その急峻な山上にはこれ以上ない美しさと見応えの両方を兼ね備えた畝状縦堀群が主郭周囲に張り巡らされていた。近畿圏内ではこれだけの残存状態の良さと美しさ及び規模を兼ね備えた畝堀には巡り会った事が無い!

この城跡は言葉にならないほどの感動と醍醐味を与えてくれる素晴らしい畝堀遺構を有する山城なのである。先に訪問リポートした篠山市にある館山城跡の規模は小さいが威容な高土塁、四重空堀の凄さにも圧倒されっぱなしで感動を覚えたが、この城跡はそれと同等かそれ以上の感動が得られる事は必至である。

城跡は豊岡市伊賀谷にあって名前の如く正に隠れ谷と呼ぶに相応しい辺境の地にある。豊岡市内から国道178号を走りルート地図にある様に北に向かう細い道へ進入し無住の寺と神社を目指し、到着すれば神社背後からいきなり山上に向かって直登する。かなりの急斜面ではあるが15分程度を一気に登り切れば山上の驚愕に値する畝堀を拝む事が出来る

Sinnyuuro 登城ルート

5 南東より城跡

3ig 城跡概念図

城跡は広大な規模を有する単郭で形成されており縄張り妙味には全く期待出来ないが、冒頭にある様に技巧的な畝堀だけで充分過ぎる満足感が得られるものである。畝堀は主郭の南側と東側に設けられており横堀も組み合わさった技巧的なもので本数も多く相当な土木量をもって築かれている様に見受けられる。主郭北側には土塁が備わりその背後にある二重堀切を挟んで広大な平坦地(郭跡)が更に北西へと繋がっている。

12 14 南側の畝堀と横堀

20 主郭内

22_shukaku_kita_dorui 主郭北の土塁

35_2jyuu_horikiri_1 主郭北の二重堀切

30 28 主郭東側の畝堀

現状主郭内は雑木も下草も蔓延り自然任せの荒れ放題となっているが移動に難渋したりする事はないので一安心ではある。この訪問時期でこの程度であれば冬季は更に見通しも利きやすく、より山城遺構を堪能する事が出来、尚且つ楽しめるのではないかと思われる。尚、下山の際は必ず畝堀南東下辺りにある大岩(物見郭)よりほぼ真南側に下り元の神社に戻る事が大事となる(目印となる枝尾根がないので位置確認が常に必要、下りる位置がずれると藪漕ぎになる)。

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コメント

いつも楽しく拝見させていただいております。とても山城探訪の参考になります。藪の中の城もとても楽しいですね。

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