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2008年8月 5日 (火)

大田城跡(兵庫県氷上郡)

兵庫県氷上郡山南町大田にあってJR谷川駅より南側に一際高く聳える山(鍋倉山)の山上部全域が城跡

大田氏の居城を伝えるのみで詳細は不明、城跡へは山の確認さえすれば登山口が真西にあたる稲荷神社になるので県道77号からであれば南に少し南下した山裾に神社をすぐ見つけることが出来る。この神社の背後から登っていく事になるがこれは直登に近く僅かな踏み跡を辿る程度の登山になるので登る方向さえ確認すれば分岐する尾根もないのでただひたすら登れば50分は要する辿り着く事が出来る。(山頂までは延々と斜面が続くが藪漕ぎもなく比較的登り易い状態)

41route 登城ルート

6_sugitani_toride_ato_2 西側砦跡の概念図

7_sai_seitan_kaku_1  最西端の郭跡

9_toride_horikiri_dobasi 砦跡の堀切土橋見所

神社を背後から登るとすぐに削平された郭跡、更にその上方には土橋を伴う堀切がありここは砦跡の様でもある。恐らくこの辺りまでも城域と見受けられ山上に向かう尾根上にも二三箇所の削平された郭跡が確認できる。

3r 城跡概念図

城跡は西から東までの山上全域が郭跡となるもので中央に主郭を置き、その東西両端は堀切によって分断されている。主郭南側壁には石垣跡が随所に窺われ主郭はより堅固に石垣で固められていた事が想像できる。険峻な山容の如く山上郭群は規模が大きいとは言えないが東西に渡って延々と連なる郭群は中々見応えがある、地形図から察しても北東側、南西側に砦あるいは郭跡の展開は予想されるがそちらまで足を向ける体力に余裕がなかったので今回は山上郭群のみで充分満足。相当な藪城を覚悟して臨んだが現状(三月)は意外にも木々の隙間から木漏れ日がさすほどくつろげるスペースがあり、山全体を独り占めした様な気分になる自分だけの空間が用意されていた。単純な縄張り構成ではあるが遺構残存度も高く、険峻な山上の地の利をフルに活かしたこれぞ山城と呼ぶに相応しい城跡である。50分かけても登る価値は充分ありそれ以上の感動が山上には用意されている事間違いなしの城跡でもある。

17_dorui_kaku_1 西側の土塁を伴う郭跡

22_dai_horikiri 主郭西大堀切見所

23_shukaku_nai_3 主郭

24_shukaku_nisi_isi主郭西壁石垣跡見所

25_shukaku_nansei_2 主郭南西壁石垣跡見所

27_gedan_horikiri 東堀切

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