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2008年8月28日 (木)

香下城跡(兵庫県三田市)

兵庫県三田市香下にあって歴史のある香下寺の東側に位置する標高524m羽束山の山頂全域が城跡、香下衆の築いた城跡と聞くが詳細は不明。

1z_2 登城ルート

3a4 城跡概念図

城跡へは香下寺を目指しまずは川西三田線68号に入る、道路沿いに羽束山登山口の案内看板が出ているので注意しながら車を走らせると見つける事は容易である。そこからは北に進路を取り難なく登山口である寺院までは辿り着ける。そこからは登山道に従えば迷わず山上主郭まで辿り着けるが、中腹辺りのお地蔵さんの鎮座している場所から南側が出郭らしく、土塁を伴った堀切及び南端には物見郭跡があるので絶対に見逃してはならない。この出郭遺構は土塁、堀切などが残るように宗徒が築いた年代にしては少し新しいもので戦国期までに改修を受けながら完成された様にも窺える。

10_minamikaku_1

南出郭の分岐点

12_minamikaku_nai_dorui

出郭の土塁

14_horikiri

出郭堀切

ここから更に100m近い高低差を上りきればやっと山頂の社殿(主郭跡)に辿り着けるが、山上郭群は思った以上に規模が大きく社殿の建つ場所は下草も少なくよく整備されている。最高所である櫓台土塁の底部には当時のものとも見受けられる石垣跡が残存しており、南側の自然岩が露出した郭跡は眺望もきき非常にくつろげる空間となっている。登ってきた疲れもここで一掃される気分であるが、ここの南端の一枚大岩を下りれば堀切に土塁を伴った小郭跡が残されているのでこれはチェックが必要、何でもない小郭になぜ堀切まで必要なのかが謎で、深く考えさせられる部分なのである。北側には堀切を挟んで規模の大きい郭跡があり更に北へ段郭群も形成されているが、北側は相当藪化が進んでおり中々視認には困難を要す状態である。

険峻な山城であるが故に登山は体に堪えるが山頂を極めれば戦国時代に思いを馳せる事も出来、達成感と爽快感に包まれる事請け合いの「天空の城」と呼ぶに相応しい城跡の一つである。

25_3maru_nai_iwa_1 三の丸自然岩

29_koguti_ato_ooisi 三の丸南端門石か

39_shukaku_nai 主郭櫓台

36_jinjya_haigo_tomeisi_1 櫓台底部の石垣跡

43_2maru_nai 二の丸

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